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玄関の鍵の種類を早見表で解説!自宅の鍵を交換する手順や費用相場も紹介

玄関の鍵 種類

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  • シリンダー錠の交換:11,000円+部材費
  • 錠前の交換:25,300円+部材費
  • 電子錠の交換:8,000円+部材費
  • 錠前の新規取付作業:44,000円+部材費
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「玄関の鍵の交換を検討しているが鍵の種類がわからない」
「今の鍵から別の鍵に変えたいものの、そもそも交換できるのかわからない」
という方も多いのではないでしょうか。

玄関の鍵は種類によって「交換できる鍵」や「交換方法」が異なります。鍵の種類を把握せずに間違った選び方をすると、無駄な出費や防犯性の低下につながるため注意が必要です。

そこで本記事では、玄関のドアのタイプごとに使われている鍵の種類を写真付きでわかりやすく紹介します。さらに玄関の鍵を交換する方法や費用相場まで紹介していますので、ご自宅の玄関に最適な鍵を選ぶための参考にしてみてください。

自宅玄関の鍵の種類はどれ?ドアのタイプごとに紹介

自宅玄関の鍵の種類を把握する際は、玄関ドアのタイプを把握するのが近道です。そこでここでは、玄関ドアごとに対応する鍵の種類を紹介します。自宅の玄関ドアと見比べて、効率よく玄関の鍵の種類を把握しましょう。

なお、ここでいう鍵とは錠前(じょうまえ)のことを指します。

錠前とは

鍵を構成するパーツの総称。ドアノブや鍵穴の取り付けられ方を見ることで、どの錠前が使われているのかがわかる。
例:ケースロックと呼ばれる一般的な錠前↓

ケースロック錠(箱錠)

開き戸

種類 よく使われる鍵(錠前)の種類

片開きドア

片開きドア

・ケースロック(箱錠)
・面付箱錠(めんつけはこじょう)
・サムラッチ錠
・プッシュプル錠
・電子錠/電気錠

両開きドア

両開きドア

・プッシュプル錠
・サムラッチ錠
・電子錠/電気錠

親子ドア

親子ドア

・ケースロック(箱錠)
・面付箱錠(めんつけはこじょう)
・サムラッチ錠
・プッシュプル錠
・電子錠/電気錠

袖付きドア

袖付きドア

・ケースロック(箱錠)
・面付箱錠(めんつけはこじょう)
・サムラッチ錠
・プッシュプル錠
・電子錠/電気錠

開き戸とは扉を前後に開閉するタイプのドアです。多くの住宅が防犯性、気密性の高さから開き戸を採用しています。開き戸の種類は主に以下の4つです。

片開きドア

片開きドア

最も一般的なドアで、1枚の扉を前後に開閉します。狭い玄関でも設置しやすいのが特徴です。外開きと内開きがあり、設置場所や使い勝手に応じて選択できます。

<片開きドアの鍵(錠前)の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

 

両開きドア

両開きドア

同じ大きさの扉を左右対称に組み合わせ、観音開きのように開閉するのが特徴です。
大きな開口部が取れるため荷物の搬入などに便利ですが、十分なスペースを確保する必要があります。

<両開きドアの鍵(錠前)の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

親子ドア

親子ドア

幅の広い親扉と、幅の狭い子扉がセットになっているのが特徴です。子扉はフランス落としと呼ばれる金具などで固定しておき、大きな荷物を運ぶときだけ開けるといった使い方ができます。

<親子ドアの鍵(錠前)の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

袖付きドア

袖付きドア

片開きドアや両開きドアの片側または両側に、固定された採光用の窓(袖)が付いたドアです。太陽光を取り入れて玄関を明るくしたい場合に適しています。

<袖付きドアの鍵(錠前)の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

引き戸

 

種類 よく使われる鍵の種類

引き違い戸

引き違い戸

・戸先錠
・召し合わせ錠

片引き戸

片引き戸

・戸先錠
・召し合わせ錠

引き込み戸

引き込み戸

・戸先錠
・召し合わせ錠

引き戸は開き戸よりも採用数が少ないものの開閉スペースが少ない、荷物の搬入が楽、バリアフリーに適している点がメリットです。一方で、開き戸と比較すると防犯性は劣ります。以下それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。

引き違い戸

引き違い戸

2枚以上の扉を左右にスライドさせて重ねて開けるタイプで、和風の住宅に多く見られます。左右どちらからでも開閉でき、状況に応じて開ける方向を選べるのが特徴です。

<引き違い戸の錠前の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

片引き戸

片引き戸

扉1枚を左右どちらか片側にスライドさせて開閉するタイプのドアです。開口部を広く取れにくい場所でも設置できます。

<引き違い戸の錠前の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

引き込み戸

引き込み戸

扉が壁の中に完全に収納されるタイプのドアです。壁の内側に設けられた戸袋と呼ばれるスペースに扉が収納されます。扉を開けた際に空間がすっきりと見えるのがメリットです。

<引き違い戸の錠前の種類>

※上記いずれかをクリックすると次章の「【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴とともに解説」に飛び、それぞれの画像や特徴が確認できます

【早見表】玄関の鍵の種類を画像と特徴ごとに解説

シリンダーと錠前

「玄関の鍵」は大きく分けると鍵を挿し込む部分である「シリンダー」と鍵を構成するパーツの総称である「錠前」に分けられます。

  1. 鍵の種類を知るためにはシリンダーと錠前を分けて考える必要があり、その理由は2つです。
    玄関の鍵交換は、シリンダーのみの交換か、錠前まるごとを交換するかにわかれるため
  2. シリンダーは鍵を開けるための仕組みであり、ひとつの錠前につき、異なる種類のシリンダーを搭載することも可能なため

以下ではシリンダーと錠前それぞれの鍵の種類を紹介します。

シリンダー錠

種類・鍵(鍵穴) 特徴 代表的なメーカー
ピンシリンダー錠

ピンシリンダー錠

鍵の片方にギザギザがついており、ピッキングに弱い 美和ロック(MIWA)、ゴール(GOAL)、ミネベア(旧ユーシン)ショウワ(SHOWA)
ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠

鍵の両方にギザギザがついおり、鍵穴は「く」の字(防犯性が低く現在は廃番)  

美和ロック(MIWA)

ロータリーディスクシリンダー錠

ロータリーディスクシリンダー錠

製造メーカーはMIWAのみで両方にギザギザがついており、鍵穴が「W」の形。 美和ロック(MIWA)
ディンプルシリンダー錠

ディンプルシリンダー錠

鍵の表面に大小の丸いくぼみが刻まれており、ピッキングに強く防犯性が高い 美和ロック(MIWA)、ゴール(GOAL)、アルファ(ALPHA)、ウエスト(WEST)
ユーロプロファイル錠

ユーロプロファイル錠

鍵穴が前方後円墳のような形をしている アブロイ(ABLOY)、カバエース(KABAACE)、ツァイスイコン(IKON)
マグネットタンブラー錠

マグネットタンブラー錠

鍵が四角い棒の形をしており、丸いくぼみが刻まれている 美和ロック(MIWA)、ゴール(GOAL)
ウェーブキーシリンダー錠

ウェーブキーシリンダー 錠

鍵にはギザギザがなく、波状の刻みがある ミネベア(旧ユーシン)ショウワ(SHOWA)、家研販売(KAKEN)
ディスクディテイナー錠

ディスクディテイナー錠

鍵には棒状の細い軸に、多数の複雑な溝が刻まれている アブロイ(ABLOY)

玄関の鍵にどの種類のシリンダー錠が使われているかは、普段使っている鍵を見ればわかります。ここからは鍵の特徴を踏まえて、玄関の鍵のシリンダーがどの種類に当てはまるのかを解説していきます。

ピンシリンダー錠

ピンシリンダーの仕組み

ピンシリンダー錠は鍵の片方にギザギザがついているのが特徴です。シリンダーの内部には「ピン」が2種類(タンブラーピンとドライバーピン)配置されています。

鍵を挿したときに鍵のギザギザがピンを適切な高さに押し上げ、2種類のピンの境目が一直線に揃う(シアラインに合う)ときに鍵が回り施解錠できる仕組みです。他のシリンダーよりも構造が単純なため、防犯性は低くピッキングや破壊に弱い傾向があります。

代表的なメーカー:美和ロック(MIWA)、ゴール(GOAL)、ミネベア(旧ユーシン)ショウワ(SHOWA)

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダーの仕組み

ディスクシリンダー錠の鍵には両方にギザギザがついています。シリンダー内部にはディスクタンブラーと呼ばれるパーツが配置されており、正しい鍵を挿すとタンブラーが引っ込み、鍵が回る仕組みです。ピッキングが容易で防犯性が低いことから現在は廃番となっていますが、1950~1970年代頃に建てられた家屋にはまだディスクシリンダーが使われています。

代表的なメーカー:美和ロック(MIWA)

ロータリーディスクシリンダー錠

ロータリーディスクシリンダー錠の仕組み

ディスクシリンダーの後継で鍵の両方にギザギザがついています。1990年後半から2010年にかけて普及しました。見た目はディスクシリンダーと似ていますが、「ロッキングバー」が搭載されていることにより、ピッキングが難しくディスクシリンダーよりも防犯性は向上しています。

代表的なメーカー:美和ロック(MIWA)

ディンプルシリンダー錠

ディンプルシリンダーの仕組み

ピッキングに強く防犯性能が高いシリンダーです。ピッキング被害が増加し始めた2000年代前半から普及しました。英語で「凹み」という意味があるディンプルが名前に使われていることからもわかるように、鍵の表面には大小の丸いくぼみが刻まれています。ディンプルシリンダーの場合、ピンが上下左右斜めに配置されており、鍵の形状とピンがかみ合うことで施解錠できます。

代表的なメーカー:美和ロック(MIWA)、ゴール(GOAL)、アルファ(ALPHA)、ウエスト(WEST)

ユーロプロファイル錠

ユーロプロファイル錠_仕組み

ユーロ圏でよく使われるシリンダーです。鍵を2回転させて鍵を施解錠するもので、輸入住宅や防犯性の高さを売りにした集合住宅などで見られます。鍵穴が前方後円墳のような形をしているのも特徴です。

日本の規格とはサイズや取り付け方法が異なるため、日本国内での流通量は少ない傾向にあります。ユーロプロファイル錠を設置する場合は、ドアや錠ケースもそれにあわせた仕様にする必要があり、一般的な日本の住宅建材を使う場合に比べてコストと手間がかかることも流通量が少ない理由です。

代表的なメーカー:アブロイ(ABLOY)、カバエース(KABAACE)、ツァイスイコン(IKON)

マグネットタンブラー錠

マグネットタンブラー錠の仕組み

磁石の力を利用して鍵を開け閉めするのが特徴です。ピッキングしにくい半面、磁石の力が弱まると解錠できないというデメリットもあります。鍵は四角い棒の形をしており、丸いくぼみが刻まれています。

代表的なメーカー:美和ロック(MIWA)、ゴール(GOAL)

ウェーブキーシリンダー錠

ウェーブキーシリンダー錠

鍵の表面に波状のうねりのようなものが刻まれているシリンダー錠です。別名彫刻キーとも呼ばれています。サイドバーと呼ばれる特殊な金属部品をシリンダー内部に組み込んでいたり、合鍵の作成が難しかったりするため、防犯性が高いタイプのひとつです。

1990年代後半から車の鍵に採用されはじめたのち、その防犯性の高さから2000年代から玄関の鍵としても流通するようになりました。

代表的なメーカー:ミネベア(旧ユーシン)ショウワ(SHOWA)、家研販売(KAKEN)

ディスクディテイナー錠

ディスクディテイナー錠の仕組み

ピッキングがほとんどできないといわれているシリンダーです。代表的なメーカーはアブロイ社であり、アブロイ社の創始者によって1907年に開発されました。鍵には棒状の細い軸に、多数の複雑な溝が刻まれています。日本国内ではあまり流通していませんが、主に輸入住宅や北欧デザインの玄関ドアなどで採用実績が多いタイプのシリンダー錠です。

代表的なメーカー:アブロイ(ABLOY)

錠前:ドアノブ付き(もっとも一般的)

種類・錠前の画像 特徴
ケースロック(箱錠)

ケースロック錠(箱錠)

箱型の錠前で、ドアの中に設置されるほとんどの玄関に使われているタイプ
面付箱錠(めんつけはこじょう)

面付箱錠

ドアに直接取り付けられている
サムラッチ錠

サムラッチ錠

錠前に装飾が施されており、親指でつまみを押すことで開閉する
プッシュプル錠

プッシュプル錠

ハンドルを押すだけでドアを開閉できる

錠前の中でもドアノブ付きの錠前は最も一般的なタイプで、主に4種類あります。

ケースロック錠

ケースロック錠(箱錠)

ケースロック錠は別名掘り込み錠とも呼ばれており、防犯性が高く箱のような形をしているのが特徴です。ドアの中に彫り込む形で設置するため施工が難しく強度に優れています。

面付箱錠(めんつけはこじょう)

面付箱錠

面付箱錠はドアに直接取り付けられるタイプの錠前です。外からは一切見えないため、破壊に強いという特徴があります。1970年代頃から普及が始まりました。現在では主に公団住宅やアパートをはじめとした集合住宅に使用されている傾向があります。

サムラッチ錠

サムラッチ錠

親指でつまみ部分を押すことでドアを開閉する錠前です。錠には装飾が施されているものが多く、装飾錠やアンティーク錠とも呼ばれます。昭和から平成の間で建てられた住宅に採用されたタイプのひとつです。長期間使用し続けるとラッチ(つまみ)が戻らないといった不具合が起こる場合があり、その場合は交換が必要になります。

プッシュプル錠

プッシュプル錠

ハンドルを押すことでドアが開閉するタイプの錠前です。ハンドルの上と下に1つずつ鍵穴がついているものが多い傾向にあります。他の錠前はドアを開閉するのに少なくとも「ハンドルをひねる(つまむ)」「押す/引く」2つの工程が必要ですが、プッシュプル錠であればハンドルを押すだけでドアを開閉することが可能です。

錠前:ドアノブなし

種類・錠前の画像 特徴
本締錠(ほんじまりじょう)

本締まり錠

デッドボルト(ドアを閉めるための太い棒)のみの錠前で、補助錠として使われることが多い
面付本締錠

面付本締錠

本締錠と仕組みは同様も、ドア面にご取り付けるタイプで、補助錠として使われることが多い
戸先錠:とさきじょう(戸先鎌錠)

戸先錠

引き戸に使われる錠前で、戸先(引手がついている側)に設置される
召し合わせ錠(引き違い戸錠)

召し合わせ錠(引き違い錠)

別名引き違い戸錠で、扉が合わさる中央部分に設置される

錠前の中には、ドアノブがついていないタイプのものもあります。上記の4種類について詳しく解説します。

本締錠(ほんじまりじょう)

本締まり錠

本締錠はデッドボルトのみが搭載されている錠前で、主に補助錠として使われます。一般的にドアはデッドボルトと呼ばれる太い棒(閂:かんぬき)がドアの枠に取り付けられた穴に挿し込まれることで固定され開かなくなります。

デッドボルトはドアを固定する(鍵を閉める)ためにありますが、ドアを施錠せずに開閉する際はラッチボルトと呼ばれる先端が三角形の棒が仮締をしています。つまり、本締錠とは、鍵を閉めるためだけにある錠前であり、ラッチボルトがついている錠前はドアの開閉と仮締めの役割も同時に担う錠前とで分類ができます。

面付本締錠

面付本締錠

本締錠と同様に、デッドボルトのみが付いている錠前です。本締錠がドアの内部に彫り込まれるのに対し、面付本締錠はドアの面に取り付けられます。

戸先錠:とさきじょう(戸先鎌錠)

戸先錠

鍵をかけるための閂(かんぬき:ドアが開かないように固定するためのパーツ)が鎌(かま)の形をしている錠前です。主に引き戸の錠前として使用されます。戸先(引き手がついている側)に設置し、鍵を閉める際に鎌がドア枠の穴にひっかかることでドアが開かなくなる仕組みです。

召し合わせ錠(引き違い戸錠)

召し合わせ錠(引き違い錠)

召し合わせ錠は別名引き違い戸錠ともいい、2枚の扉が合わさる中央部分に設置されます。主に引き違い戸に用いられる錠前です。

電子錠(電気錠)

種類・錠前の画像 特徴
暗証番号式

暗証番号式

暗証番号を入力することで鍵が開く
カードキー式

カードキー式

カードで施解錠するタイプで、挿し込みタイプとタッチタイプがある
指紋認証式

指紋認証式

登録された指紋を認証することで鍵が開く
スマホ対応/スマートロック式

スマホ対応_スマートロック式

スマホでドアを施解錠するタイプで遠隔で鍵を開けたり閉めたりできる
生体認証(顔認証)式

生体認証(顔認証)式

顔認証で鍵を解錠できる

電子錠(電気錠)とは、物理的な鍵を使わないタイプの錠前で5種類あります。電子錠は電池で稼働するため個人で交換することが可能です。電気錠を交換する場合は配線の技術が必要になるため、プロに依頼するのが適しています。

暗証番号式

暗証番号式

暗証番号式の錠前は鍵が不要なため、鍵の紛失の心配がいりません。鍵穴がないため防犯性が高いのも特徴です。閉め出しが起こりにくいのもメリットといえます。一方で、ボタンについた指紋で暗証番号がわかってしまうといったリスクもあります。また、指の動きで暗証番号がわかってしまう場合もあるため、近年では数字の表示位置が毎回ランダムで変わる製品も登場しています。

カードキー式

カードキー式

カードキーを挿し込む、もしくはかざすことで施解錠ができるタイプです。カードの種類はアナログ、磁気、ICカードの3つがあります。鍵を挿し込む必要がないため簡単に施解錠でき、鍵穴がない上にカードがなければ開かない仕組みなので防犯性も高いのがメリットです。一方で故障や端末の電池交換、閉め出しのリスクもあります。

指紋認証式

指紋認証式

指紋認証式の錠前は、あらかじめ登録されている指紋を認証することで鍵を施解錠できます。鍵を紛失する心配がないうえに、指紋は複製が非常に困難であるため防犯性に優れているのがメリットです。一方でセンサーの不具合により指紋を読み取れなくなる場合があります。

スマホ対応/スマートロック式

スマホ対応_スマートロック式

スマホ対応/スマートロック式の錠前はスマホで鍵の開け閉めができます。マルチデバイスに対応している製品であれば、スマホ以外の方法で開け閉めすることも可能です。遠隔で鍵の開け閉めができるため鍵の閉め忘れも防げます。ただし、スマホの充電切れに注意する必要があるのがデメリットです。

生体認証(顔認証)式

生体認証(顔認証)式

顔認証によって鍵を開け閉めするタイプです。防犯性が高いことはもちろん、両手がふさがっている状況でも鍵を開けられます。一方、他の錠前よりもコストがかかる点や定期的な点検が必要になることも覚えておきましょう。

そもそも鍵の交換はできる?住宅別に必要な許可とは?

そもそも鍵の交換はできる?住宅別に必要な許可とは?

自宅玄関の鍵の種類がわかったとしても「そもそも交換できるのかわからない」という場合もあると思います。結論から言うと持ち家(戸建て)以外は許可なしに鍵の交換はしてはいけません。

以下では住宅のタイプ別に鍵交換の自由度を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

住宅タイプ 主な鍵のタイプ 鍵交換の自由度
賃貸物件 ディンプルキーをはじめとした種類が混在 貸主、管理会社、管理組合の許可が必要
分譲マンション ディンプルキー+オートロック連動 管理組合に確認が必要
持ち家 自由(電子錠、スマートロックなど) 自由に交換できる

賃貸物件の場合、貸主・管理会社・管理組合の許可が必要

賃貸物件で鍵を交換したい場合はアパート、マンション、戸建てに関わらず事前に許可を得る必要があります。

賃貸物件の鍵は貸主の所有物です。許可なく鍵を交換した場合、契約違反になる可能性があるため注意しましょう。

誰に許可を得るべき?

賃貸アパート・戸建て→貸主・管理会社
賃貸マンション→管理会社・管理組合

分譲マンションは管理組合の許可が必要

分譲マンションで鍵を交換したい場合は、管理組合の許可が必要です。分譲マンションには壁や天井、扉などで他部分から仕切られた専有部分と廊下やエレベーターなどの共用部分があります。玄関のドアの場合、部屋側が専用部分、廊下側が共用部分にあたるため、鍵交換時は管理組合への許可が必要です。

持ち家(戸建て/一軒家)は自由に鍵の交換ができる

持ち家の場合は家屋全体が購入者の所有物であるため、自由に鍵の交換ができます。

防犯性の高い玄関の鍵の種類はどれ?

防犯性の高い玄関の鍵の種類はどれ?

防犯の観点から自宅玄関の鍵を交換しようと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、防犯性の高い鍵の種類を紹介します。

シリンダー錠で防犯性が高いのはディンプルシリンダーとウェーブキーシリンダー

防犯性の高いシリンダーに交換したい場合は、ディンプルシリンダーかウェーブシリンダーを選びましょう。理由を理解するためにもまずは鍵が開く仕組みを解説します。

鍵が開く仕組み

私たちが使っている「鍵」は、キー(鍵)を鍵穴に挿し込んだ際に、鍵に刻まれた凹凸と鍵内部の「ピン」がかみ合うことで開け閉めすることができます。

多くのシリンダー錠において、ピンは上下にしか配置されていません。そのため、ピッキングされやすいという懸念があります。

しかし、ディンプルシリンダーの場合、上下左右斜めにピンが配置されています。この複雑な構造によって他のシリンダーよりも防犯性が高く、現在ハイセキュリティシリンダーと称されるシリンダーのほとんどが採用しています。

ディンプルシリンダーの仕組み

また、ウェーブキーシリンダーもディンプルシリンダー同様に防犯性に優れています。ディンプルシリンダーとは異なり、サイドバー方式が採用されているため、ピッキングが非常に難しいのが特徴です。

ウェーブキーシリンダー錠

電子錠(電気錠)は鍵穴がないため防犯性が高い

以下の電子錠(電気錠)はそもそも鍵穴がないためピッキングができません。合鍵を作ることもできず、鍵の閉め忘れのリスクもないため、防犯性の高い鍵を探している方にはおすすめです。

<防犯性の高い電子錠(電気錠)の種類>

  • 暗証番号式
  • カードキー式
  • 指紋認証式
  • スマホ対応/スマートロック
  • 生体認証(顔認証)

一方で、以下のような注意点もあります。

  • 暗証番号式の場合は番号が漏れないように注意
  • カードキー式の場合はカードの紛失に注意
  • 停電時には動作しない場合がある
  • 一部のスマートロックにおいては、鍵穴が残る形になる(室内側のつまみ(サムターン)にかぶせて設置するタイプの場合)

※室内側のつまみ(サムターン)にかぶせて設置するタイプのスマートロックは、鍵穴が残るため防犯性に劣ります。スマートロックに交換して防犯性を高めたい場合には、錠がスマートロックと一体化しているシリンダーごと交換が必要な製品を選びましょう。

さらに、電気錠を取り付ける場合は配線を引く必要があるため、専門的な技術が必要になります。電気錠に交換する場合はプロに依頼をするのがおすすめです。

電気錠の取り付けを検討されている方は無料の相談窓口からお問い合わせください。
メール相談窓口(無料)

補助錠を付けると防犯性が上がる

玄関の鍵の防犯性を高めたい場合は、補助錠を付けるのも選択肢のひとつです。ひとつのドアに2つの鍵を付けることをワンドアツーロックと呼び、補助錠を付けることで侵入に時間がかかると思わせることができます。

玄関の鍵を自分で交換する方法を紹介

玄関の鍵を交換する場合は以下の3パターンがあります。

  • シリンダーを交換する
  • 錠前を交換する
  • 玄関ドアごと交換する

防犯性を高める・あるいは引っ越し先の鍵を変えるとなった場合はシリンダー交換、錠前がそもそも壊れている・古い鍵でシリンダーの交換ができない・シリンダーと錠前が一体化している場合は錠前交換が必要です。

そもそもドアの建付けが悪い・ドアそのものを交換して防犯性を高めたいという場合は、玄関ドアごと交換するパターンもあります。それぞれの手順を見ていきましょう。

※玄関の鍵が開かずに交換を検討している場合はまず開錠が必要となります。その場合はプロに依頼をしましょう。というのも、ご自身で鍵を開錠するためにピッキングに必要な道具を所持することは「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」に抵触する可能性があるためです。

第二章 特殊開錠用具の所持等の禁止(特殊開錠用具の所持の禁止)
第三条 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、特殊開錠用具を所持してはならない。

引用:e-GOV法令検索

シリンダーを自分で交換する方法

シリンダー

シリンダーを交換する方法は以下の通りです。

<シリンダーを交換する際の必需品>

  • 新しいシリンダー(メーカー、型番と合うものか必ず確認する)
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー

1.玄関の鍵のメーカーと型番を確認する

シリンダーを交換するには、まず鍵のメーカーと型番を調べる必要があります。鍵のメーカーと型番は錠前に記載されており、確認方法は以下の通りです。

・ドアに錠前が彫り込まれている場合

ドアに錠前が彫り込まれている場合のメーカー型番確認方法

ドアを開け、側面の金属部分(フロントプレート)上部にメーカーと型番が書いてあることが一般的です。

・ドアに錠前が直接取り付けられている場合

ドアに錠前が直接取り付けられている場合のメーカー型番確認方法

ドアに錠前が直接取り付けられている場合は、室内側の鍵をかけるつまみ(サムターン)周辺にメーカーと型番がついていることが一般的です。

2.新しいシリンダーを購入する

メーカーと型番に合うシリンダーを購入します。今と同じ種類のシリンダーに交換する場合は、メーカーと型番が一致するものを購入すれば問題ありません。

ロータリーディスクシリンダーからディンプルシリンダーに交換するなど、別の種類のシリンダーに交換したい場合は、シリンダーを販売しているネットショップにて型番とメーカーで検索をし互換性のある商品を探しましょう。

3.古いシリンダーを外す

古いシリンダーを外す新しいシリンダーを用意できたら、古いシリンダーを取り外します。手順は以下の通りです。

  1. プラスドライバーでドア側面のネジを外し、フロントプレートを外す
  2. マイナスドライバーでピンを抜き取り、シリンダーを取り外す

4.新しいシリンダーを取り付ける

新しいシリンダーを取り付ける

シリンダーを取り外したら、新しいシリンダーを取り付けます。手順はシリンダーを取り外した手順を逆に進めるだけです。

  1. 新しいシリンダーを入れてピンを挿し込む
  2. フロントプレートを取り付ける

錠前を自分で交換する方法

ケースロック錠(箱錠)

鍵を構成するパーツの総称である錠前を交換する手順は以下の通りです。

<錠前を交換する際の必需品>

  • 新しい錠前(サイズを必ず確認)
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ペンチ

1.今の玄関の鍵がどの錠前なのかを確認する

まずは、今設置されている錠前の種類を把握しましょう。錠前の種類を変えずに新しい錠前に交換する場合は同じものを購入すれば問題ありません。

錠前がすでに販売停止となっている場合は、メーカーのウェブサイトやカタログで後継品、あるいは互換性のある製品が明記されている場合があるためチェックしておきましょう。

それでも後継品や互換性のある製品がわからない場合は、錠前を販売しているホームセンターに直接相談するか、次で紹介するドアの規格を調べ、それぞれのサイズに合う錠前を用意しましょう。

2.ドアの規格を調べる

ドアの規格を調べる

今使っている錠前とは異なる錠前を取り付けたい場合には、以下のサイズを測りましょう。

  • ドアの厚み
  • フロントプレート(ドア側面にある金属板)のサイズ
  • ビスピッチ(フロントプレートを取り付けるための2本のビスの距離)
  • バックセット(ドアの端からシリンダー、錠前中心までの長さ)

メーカーや型番が違う場合でも、上記のサイズが合えば別の錠前に交換できるためです。サイズが合わないと取り付けができないため注意しましょう。

3.錠前を購入する

1.2の工程を踏まえて錠前を購入します。合う商品がわからない場合は、錠前の種類やドアの各サイズをメモして錠前を販売しているホームセンターに聞いてみるのもおすすめです。

<錠前の購入方法>

  • ホームセンターで購入する
  • オンラインショップで購入する

4.錠前を取り外す

錠前を取り外す手順として、ケースロック錠とプッシュプル錠の例を紹介します。なお、取り付ける際は取り外す流れとは逆の手順で進めるため、動画に撮っておくと安心です。

例:ケースロック錠

ケースロック錠の外し方

  1. プラスドライバーでフロントプレ-トを外す
  2. ペンチやマイナスドライバーでピンを抜き、シリンダーを取り外す
  3. 部屋側のドアノブについているネジを外して、ドアノブを取り外す
  4. 丸座カバーを左に回して取り外す
  5. 丸座を取り外す
  6. 錠ケースを取り外す

例:プッシュプル錠

プッシュプル錠の外し方-1

プッシュプル錠の外し方-2

  1. 部屋側のサムターンについているネジを外す
  2. 部屋側、外側のハンドルを取り外す
  3. ドア側面のフロントプレートを取り外し錠ケースを引き抜く
  4. 外側のドアノブ上下部分についているプレートを外しシリンダーを取り出す

5.新しい錠前を取り付ける

取り外した際と逆の手順で進めれば、取り付けることができます。

 

玄関ドアごと自分で交換する方法

玄関ドアを交換する方法は以下の3つに分けられます。

  • 玄関のドアだけを交換する
  • 玄関ドアの枠まるごと交換する
  • 別のタイプの玄関ドアに交換する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

玄関のドアだけを交換する

ドア枠だけを残して、ドアだけを交換することをカバー工法と呼びます。今あるドア枠の上から新しい枠をかぶせて取り付けるため、他の2つの方法に比べて費用も手間もかかりにくいのが特徴です。ただし、新しい枠を上からかぶせることになるため、ドアのサイズが小さくなります。

玄関ドアの枠まるごと交換する

枠を丸ごと交換する場合は、壁や床などの一部を解体する必要があります。玄関のドアだけを交換するカバー工法と比べると費用・手間がかかる点に注意が必要です。一方でドアを新しくすることで開口部を広くとれたり、理想のデザインを実現できたりします。

別のタイプの玄関ドアに交換する

開き戸から引き戸にする場合をはじめ、別のタイプの玄関ドアに交換するパターンもあります。ドアの交換に必要なスペースが取れない場合は実現が難しくなるため、どのようなドアに交換したいのか、そのドアを設置するためにはどれくらいのスペースが必要なのかを確認しておく必要があります。そもそもの確認方法がわからない場合は業者に相談してみるのもおすすめです。

 

上記説明した3パターンについては、個人で行うことも決して不可能ではありません。
しかし、

  • 交換がうまくいかずに隙間が生まれ、こじ開けのリスクが高まる
  • 取り付けに不備があると気密性や断熱性が低下する
  • 個人では交換ができず、最終的に業者への依頼が必要になる

などのリスクがあります。そのため、玄関ドアを交換する場合にはプロに任せるのが安心です。

玄関の鍵を交換する場合の費用相場

 

玄関の鍵を交換する場合の費用相場は以下の通りです。

パターン シリンダーのみ 錠前のみ
自分で交換する場合 5,500円~ 3,000円~
業者に依頼する場合 11,000円~ 25,300円~

※上記はあくまで相場の費用になります。住宅の状況やドアの仕様によって費用が異なる点にご留意ください。

ちなみに、本サイトを運営するBEST株式会社のカギお助け本舗が行った調査によると、鍵交換に伴う費用は平均で46,385円という結果が出ています。1万円前後で対応可能なケースも多くみられるものの、カードキーや二重ロックの場合は費用が高額になる傾向があります。

ケースロック錠(箱錠)

参照:マンションの鍵交換費用はいくら?相場と安く抑えるコツを徹底解説

玄関の鍵の種類によって交換が難しい!自分で交換できない場合は業者を頼ろう

鍵の交換をする際は自宅玄関の鍵の種類を知っておく必要があります。シリンダーや錠前ごとに数種類存在しているため、この記事を参考に自宅の玄関ドアの鍵の種類を把握しましょう。

なお、自分でシリンダーや錠前を交換する方法を紹介しましたが、DIYに自信がある方や鍵の構造、設置方法を理解している方以外にはおすすめしません。というのも、

・今の鍵が廃番で対応できる鍵がわからない
・対応していない鍵を購入してしまい交換ができない
・交換途中で玄関のドアを壊してしまう
・玄関ドアのかみ合わせが悪くなる

といった、リスクがあるためです。少しでも上記の不安がある場合はプロに任せるのが賢明です。

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  • シリンダー破壊開錠:11,000円
  • シリンダー錠の交換:11,000円+部材費
  • 錠前の交換:25,300円+部材費
  • 電子錠の交換:8,000円+部材費
  • 錠前の新規取付作業:44,000円+部材費
  • 金庫の鍵簡易開錠:8,000円~

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