スレート屋根の寿命は何年?築年数・状況別のベストなメンテナンス

屋根 スレート 寿命 アイキャッチ画像

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料金
  • 現地調査・お見積り:無料
  • 屋根の塗装:(高圧洗浄+下塗り+中塗り+上塗り)3,300円/㎡~
  • 屋根のカバー工法:3,190円/㎡~
  • 屋根の葺き替え:別途見積もり
  • 足場組立(必要に応じて):基本料金2万円 + 825円/㎡~

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この記事の監修者兼ライター

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羽柴文吾

福岡県在住の兼業ライター。住宅資材の総合商社にて、スレート屋根や外壁サイディング、新建材の営業から施工補助まで幅広く経験。現在はエネルギー関連事業に従事している。丙種ガス主任技術者と第二種電気工事士の資格を保有。豊富な現場経験と専門知識を活かし、暮らしに役立つ情報を発信している。趣味は映画鑑賞。

 

「うちのスレート屋根、そろそろ寿命なのでは?」と不安になっていませんか?

一般的な住宅用スレート屋根(平板スレート)は、寿命が20〜30年程度です。ただし、スレート屋根の種類や製造された年代、メンテナンス歴によって寿命は大きく変わります。

 

本記事では、寿命の目安や状況に応じたメンテナンス方法、費用相場までをわかりやすく解説しました。

 

読み終えると、「ご自宅のスレート屋根があと何年もつのか」「どのようにメンテナンスしていけばいいのか」が分かります。将来を見据えて、計画的に住まいを守っていきましょう。

 

スレート屋根の寿命(耐用年数)はどれくらい?

平板スレート屋根 画像

スレート屋根の寿命は、一般的に20〜30年ほどです。ただし、スレートの種類や製造時期によって異なります。

 

具体的には、次の3つの視点が参考になります。

耐用年数は、メーカーや国が決めた寿命の目安です。実際の寿命は、ご自宅の環境(日当たり、雨風、雪など)や手入れの仕方で変わります。

 

種類別の耐用年数(平板・厚型・波型)

スレート屋根の種類別寿命

スレート屋根の耐用年数(寿命の目安)を、種類別に表でまとめました。

種類 耐用年数 特徴
平板スレート 20〜30年 一般住宅で最も普及
厚型スレート 30〜40年 強度は高いが重い
波型スレート 30年以上 工場・倉庫用で耐久性が高い

 

種類によって厚みや形状、固定方法が異なるため、劣化の症状も変わります

 

具体的な種類の判別方法を、以下の記事で詳しく解説しています。画像で確認できるので、ご自宅のスレート屋根の種類が分からない方はぜひ参考にしてください。

>> わが家はどれ?|スレート屋根の種類【画像付】

 

製造時期別の耐用年数(アスベストの有無)

劣化したスレート屋根(パミール)の画像

スレート屋根は、製造された時期によって耐用年数が変わります。強度を上げるために混ぜていたアスベストが、健康被害をもたらすため、2006年に使用が禁止になったためです。

 

製造年代別に、アスベストが入っているかどうかをまとめました。

期間 アスベストの有無 耐用年数
1960年代~2006年頃 アスベスト入り 30~40年
1990年代~2008年頃 ノンアス(初期) 15~25年
2006年~現在 ノンアス 20~30年

 

ノンアス初期は、アスベストに代わる素材の開発が進まず、強度が保てませんでした。表面がボロボロ剥がれたり、水を吸いやすい製品もあり、塗装だけでは寿命を延ばしにくいケースが多いです。

 

見た目だけでは、アスベストの有無や製造時期を正確に判別できません。まずは築年数や屋根材の商品名を確認しましょう。

築年数が2006年以前、または商品名が不明な場合は、専門業者に調査を依頼するのが安心です。

 

他の屋根材と比べたスレート屋根の耐用年数

屋根材の種類一覧表

他の屋根材との耐用年数の比較を、以下で表にまとめました。

屋根材 耐用年数
平板スレート 20~30年
日本瓦 50~100年
ガルバリウム鋼板 30~40年
軽量セメント瓦 30~40年
金属瓦 40~80年
スレート屋根の耐用年数は20~30年と、他の屋根材に比べて短めです。一方で、初期費用を抑えやすく、軽量でデザインも豊富なのが魅力です。

 

【年数別】スレート屋根のメンテナンス方法は?

スレート屋根のメンテナンスは、築年数によって最適な方法が変わります

 

築年数に応じた適切なメンテナンス方法は、以下の通りです。

スレート屋根の下には、雨水の侵入を防ぐために防水シート(ルーフィング)が敷かれています。築20年の分岐点は、防水シートの寿命が目安になっています。

 

築10〜20年|部分補修・塗り替え

スレート屋根の塗装 イメージ画像

築10〜20年で、色あせ・苔・軽い欠けなど表面の傷みが中心なら、部分補修や塗り替えで対処できます。早めに塗膜で保護することで劣化の進行を遅らせ、屋根材のひび割れや下地の腐食といった雨漏りにつながるリスクを減らせるためです。

 

ただし、すべての屋根が塗装できるわけではありません。どのような状態なら塗装できるか、以下の表で確認しましょう。

塗装できる 塗装できない
・色あせ・苔が生えている
・5cm以下の細いひび割れ
・雨漏りしていない
・広い範囲で割れ・反りが多い
・天井にシミ・屋根裏が湿っている
・ノンアス初期(1990〜2008年頃)
無料点検を受けて「塗装できる屋根かどうか」をプロに判断してもらうと安心です。

>> 要注意!塗装で対応できないケースとは

 

築20年以上|カバー工法・葺き替え

カバー工法と葺き替えのメリット・デメリット

築20年を超えると防水シートの寿命が近づくため、カバー工法か葺き替えを検討しましょう。防水シート自体が劣化していれば、表面だけ塗り直しても雨漏りする可能性が高いためです。

 

カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工法です。一方、葺き替えは既存の屋根材を撤去してから新しい屋根材を施工するため、下地材の劣化にも対応できます。

 

それぞれの特徴と適している条件を、以下で表にまとめました。

項目 カバー工法 葺き替え
費用 120〜180万円 150〜250万円
工期 10〜14日 14〜20日
適用条件 ・雨漏りしていない
・下地材が劣化していない
・アスベストを含んでいる
・室内で雨漏りが確認できる
・下地材が劣化・腐食している
・複雑な屋根の形状をしている
下地の状態は見た目ではわかりません。専門業者に無料点検してもらうのがおすすめです。

 

【状況別】スレート屋根のメンテナンス判断は?

スレート屋根の状況別メンテナンスの判断

スレート屋根のメンテナンスは、屋根の状態に合わせて選びましょう

 

ここでは、実際に相談が多い次の3つのケースを例に、メンテナンス方法の選び方を整理します。

状況に合わない工事を選ぶと、費用がかさむ原因になります。それぞれの状況で、まず何をすべきか確認しましょう。

 

雨漏りに気づいたとき

雨漏り 室内 イメージ画像

室内で雨漏りが確認できる場合は、すぐに専門業者に点検をしてもらいましょう

 

雨水の侵入経路は複雑で、原因箇所を正確に特定するのは簡単ではありません。原因を見誤ったり放置したりすると、被害が広がり、補修費用がかさむおそれがあります。

 

雨漏りの原因は、主に次の2つです。

  • 屋根の弱点となる場所(棟・谷・壁との境目など)の不具合
  • 防水シート自体の劣化

点検の結果、棟・谷・壁との境目など雨漏り箇所が限定的な場合は、部分補修で対応できるケースが多いです。しかし、防水シートの劣化が広範囲に及ぶ場合は、屋根全体のメンテナンスを検討しましょう。

 

自分で雨漏り修理ができる範囲や手順については、下記の記事で詳しく解説しています。すでに雨漏りしている状況なら、応急処置の方法をご確認ください。

>>【後悔回避】自分でできる雨漏り修理!正しい方法・手順をプロが解説

 

塗装の剥がれや色あせが目立つとき

スレート屋根 塗装色あせ イメージ画像

塗装の剥がれや色あせが目立ってきたら、まずは地上や窓から撮影して屋根の状態を確認しましょう。

 

色あせや苔が生えた程度なら、塗り替えで防水性と見た目が回復します。しかし、広範囲のひび割れや反り、屋根裏が湿気を帯びている場合は、カバー工法や葺き替えの検討が必要です。

見た目だけで判断せず、無料点検を受けて下地の状態を確認してから、最適な工法を選びましょう。

 

台風や積雪被害を受けたとき

台風被害 屋根 イメージ画像

台風や大雪で被害を受けたときは、安全確保が最優先です。屋根には上らず、落下物や感電の危険を確認してください。応急処置が必要なら専門業者に依頼し、被害箇所は日時入りで撮影しておきます(保険請求に必要)

 

その後、保険会社に火災保険が適用できるか確認しましょう。その上で業者に見積もりを依頼すると、手続きがスムーズに進みます。

 

ただし、「保険で自己負担ゼロ」という勧誘には注意してください。保険には免責金額(自己負担額)や上限があり、経年劣化は対象外です。

不安や疑問を感じたら、保険会社や公的窓口(国民生活センター等)に相談してから判断しましょう。

 

どこまで自分で直せる?部分補修ができる範囲

スレート屋根 コーキング補修

スレート屋根をDIYで補修できるのは、脚立から手が届く範囲内にある、軽微なひび割れをコーキングする程度です。転落する危険の高い屋根上での作業は、専門業者に依頼しましょう。

DIYで出来る作業 プロに任せた方が
安心な作業
・軽微なひび割れのコーキング補修
・再塗装や縁切り
・室内の被害拡大防止
・スレートの差し替え・板金固定・谷樋交換
・脚立から手が届く範囲
・2階以上の高所や屋根に上っての作業

※縁切りとは、スレートの重なり合った隙間を塗料で塞がれるのを防ぐ作業です。

 

以下の記事では、スレート屋根のDIY可否や注意点を、詳しく解説しています。安全に作業するための判断基準がわかるので、ぜひ参考にしてください。

>>【DIYでOK?】スレート屋根を補修!判断のポイント・方法・費用

 

スレート屋根の寿命を左右する4つの要因

スレート屋根の寿命を左右する4つの要因

スレート屋根の寿命は、条件によっては本来よりも短くなることがあります。屋根寿命に影響するのは、次の4つの要因です。

しかし、正しく対処すれば、屋根の状態を良好に保ち、劣化の進行を抑えることができます。それぞれを具体的に見ていきましょう。

 

気候・環境(紫外線・雪・台風)

スレート屋根 紫外線 イメージ画像

気候や環境は、スレート屋根の劣化に影響を与えます

 

要因別の影響を、以下の表にまとめました。

劣化の要因 影響
紫外線 塗膜が劣化し、水を吸いやすくなる
雪・凍結 凍結と融解の繰り返しで、ひび割れが増える
台風 つなぎ目や金具がゆるみ、雨水が浸入しやすくなる

 

環境は選べませんが、塗料の選定・金具や板金の仕様・定期点検で劣化のスピードはコントロールできます。

 

たとえば金具をステンレス製のビスに代えたり、板金をガルバリウム鋼板にしたりすると、サビや劣化を抑えられます。

塗料の選び方や点検については、このあと詳しく解説します!

 

メンテナンス歴(点検・塗装の有無)

スレート屋根 点検 イメージ画像

定期的な点検で色あせや苔を早めに発見すれば、塗り替えで屋根材の劣化の進行を抑えることができます。ひび割れが起こる前に塗装することで、塗膜が紫外線の影響や水分の浸透からスレート屋根を守るためです。

 

点検は基本的に目視で行い、必要に応じてドローンや高所カメラを使います。

 

年に1回と台風・大雪の後は点検を行い、問題があれば早めに対応しましょう。小さな問題のうちに対処することで、屋根を長持ちさせられます

 

塗料の種類(耐久性の違い)

スレート屋根 塗料 耐用年数比較表

メンテナンスでどの塗料を使ったかも、スレート屋根の寿命に大きく影響します。塗料の耐用年数が短いと塗膜が早く劣化し、屋根材が紫外線や雨水に直接さらされてしまうためです。

 

一方で、高耐候性の塗料を選べば、塗膜が長持ちして屋根本体を守る期間も長くなります。

 

おもな塗料の種類と耐用年数の目安を、以下の表にまとめました。

塗料の種類 耐用年数の目安
シリコン 10~15年
ラジカル制御
(劣化防止成分入り)
12~15年
フッ素 15~20年
「15年持ちます」と書いてあっても、それは理想的な条件での話です。見積もりでは塗料の種類だけでなく、メーカーの保証内容も比較して選びましょう。

 

施工品質(下地処理・防水処理)

スレート屋根 高圧洗浄 イメージ画像

塗装前に行う下地処理と防水処理は、塗装の寿命を左右します。ここを手抜きすると、早い段階で塗装が剥がれたり、雨水が下地材に侵入したりして、屋根が劣化してしまいます。

 

特に重要なのが、下地の洗浄・ひび割れ補修・縁切りの3つです。 それぞれどんな問題が起きるか見ていきましょう。

下地が汚れたまま塗った場合

塗料がくっつかず、すぐに膨れたり剥がれたりします。

ひび割れを直さずに塗った場合

塗料で見えなくなってもすぐにひび割れが起こり、水が侵入することで下地材が劣化します。

縁切りをしないで塗った場合

スレートの重なり部分が塗料で塞がれ、水の逃げ道がなくなります。雨水が逆流して防水シートの劣化につながります。

見積もりでは「何を使うか」だけでなく、「どう施工するか」の工程まで確認しましょう。特に縁切りを行うかどうかの確認は必須です。

 

スレート屋根工事の費用相場

スレート屋根工事の費用は、工事内容によって変わります。以下で、それぞれの費用相場を見ていきましょう。

費用相場を知ることで、業者の見積が適正か判断でき、高額請求を避けられます

 

部分補修・塗り替えの費用

スレート屋根 棟板金 イメージ画像

部分補修や塗り替えの費用は、工事の規模と内容によって変わります

 

補修内容別の費用の目安を、表でまとめました。

補修内容 費用の目安
スレート1枚の交換 1~3万円/枚
棟板金の補修 1.5~4万円/棟
棟板金の交換 0.7~1.2万円/m
屋根全体の塗装 40~80万円

※足場の設置が必要な場合は、別途10〜20万円かかります。

見積もりを取る際は、足場代が含まれているか必ず確認しましょう。別料金になっている場合があります。

 

全体改修の費用

屋根全体を改修する場合、カバー工法なら約120〜180万円、葺き替えなら150〜250万円が相場です。

補修方法 費用の目安
カバー工法 120~180万円
葺き替え 150~250万円

※延床30坪2階建ての場合

同じカバー工法でも、屋根の種類(ガルバリウム等)やルーフィングのグレードで費用が変わります。見積もりでは内訳を確認しましょう。

 

アスベスト対策の費用

スレート屋根 アスベスト イメージ画像

2006年9月以前に建てられた建物は、原則として有資格者による事前調査が義務付けられています。(石綿則第3条

 

解体やリフォームで屋根材を切断・加工する際、アスベスト繊維が粉じんとして飛散するおそれがあるためです。施工は養生・分別・運搬などの手順が法律で厳しく規定され、撤去作業・廃棄処分の費用が加算されます。

項目 費用の目安
事前調査費 2万~5万円
分析費 1.5万~5万円
撤去・処分費 2000~5000円/㎡
費用を抑えたい場合は、カバー工法を検討しましょう。既存の屋根材の上から新しい屋根を被せるため、撤去・処分費を減らせます。

 

【注意】スレート屋根工事でよくある失敗3選

スレート屋根工事 よくある失敗

スレート屋根工事で、後から高額な出費につながるケースには、以下の3つの失敗パターンがあります。

「損をしたくない!」「後悔したくない!」という方は、それぞれのパターンを押さえておきましょう。

 

安さに飛びつく(施工不良のリスク)

価格の安さだけで業者を選ぶのはやめましょう。数量・工程・材料・保証が曖昧で、価格の根拠がわからない見積書は、以下のようなリスクがあります。

  • 後から追加請求
  • 工程の省略(洗浄・下塗り・縁切りなど)
  • 安い材料へのすり替え

その結果、早い時期に不具合が起こり、やり直し費用がかさむ可能性が高くなります

見積もりは詳細を確認し、不安を感じたら「住まいるダイヤル」で第三者チェックを受けることをおすすめします。

 

アスベストを見落とす(高額な追加費用)

アスベストが含まれていた場合、届出・養生・処分費が必要です。工事の規模に関わらず事前調査が法律で義務付けられており、工事開始後に判明すると追加費用がかかります。

見積もりで確認すべきこと

  • 事前調査費用は含まれているか
  • アスベストが出た場合の届出・処分費用はいくらか
  • アスベスト対応の実績や資格があるか

2006年以前に建てられた住宅は、アスベスト入りの可能性が高いです。見積もり段階で必ず業者に確認しましょう。

 

保証なし(不具合修繕は自己負担)

屋根工事は保証の有無と内容で、工事後にかかる費用負担のリスクが変わります。見積もりの段階で、以下の4つを必ず確認しましょう。

見積もりで確認すべき4つのポイント

  1. 工事保証:何年保証か、何が対象か、免責条件は何か
  2. メーカー保証:塗料や屋根材の保証年数は何年か
  3. アフター点検:いつ、何回あるか
  4. 書類の受け取り:保証書、工程写真をもらえるか

リフォームは新築のような「法律で決まった10年保証」がありません。書面で保証条件を必ず確認し、口約束だけで終わらせないようにしましょう

 

信頼できる業者を選ぶためのポイント

信頼できる業者の条件5つ

信頼できる業者かどうかを見極めるために、以下の5つのポイントを確認しましょう。

信頼できる業者の条件

  • 長年地域で営業し、地元の評判が高い
  • 現地調査で丁寧に時間をかけて確認してくれる
  • 見積書に「材料・数量・単価」が詳細に記載されている
  • 施工保証やアフターフォローの体制が整っている
  • ホームページに「実績・会社情報・施工例」が掲載されている

屋根の業者選びは家の寿命を左右します。「安さ」だけでなく、施工後の保証・点検体制・対応の早さが大切なポイントです。

突然訪問して不安を煽ったり、その場で即決を求めたりするような業者には、依頼しないようにしましょう。

 

スレート屋根工事の流れを解説【依頼〜完工まで5ステップ】

スレート屋根 工事の流れ

「屋根のメンテナンスをどう進めればいいか分からない」と不安な方は、次の5つのステップで各段階のポイントを確認しましょう。

各ステップで、口約束ではなく書面で記録を残すことが重要です。「言った言わない」のトラブルを防げます。

 

ステップ1|現地調査

スレート屋根 ドローン点検

現地調査では、屋根の劣化と下地(防水シート)の状態を点検します。

 

まず地上や窓から屋根全体を目視し、必要であればドローンを使って、劣化の状況を把握しましょう。

 

そこで得た情報と、室内の天井シミや屋根裏の湿気具合を踏まえて、下地(防水シート)の状態を推定します。必要な場合に限り、一部の屋根材を外して下地を直接確認します。

調査結果は、写真・施工範囲・板金の状態などを記録してもらいましょう。目で見て分かる形で残すことが大切です。

 

ステップ2|見積もりと工法の提案

見積もりは、塗装・カバー工法・葺き替えの3つの工法別に提案してもらいましょう。

それぞれの工法で比較すべき3つのポイント

  1. 屋根の状態と工法選定の根拠
  2. 費用と今後のメンテナンスサイクル
  3. 工事保証・メーカー保証の年数と範囲

屋根のメンテナンスは安いから良いとは限りません。内訳を確認し、あなたの家に合った工法を選びましょう。

 

ステップ3|契約

スレート屋根 契約 イメージ画像

契約時は、契約書・約款(やっかん:契約のルール)・見積明細の3つを必ず受け取りましょう。口約束だけだと「言った言わない」のトラブルになります。

契約書で確認すべき5つの項目

  1. 工事内容:工法・工程・使う材料
  2. 金額の内訳:材料費・工事費・足場代の明細
  3. 工期:開始日・完了日・雨天時の対応
  4. 保証内容:工事保証・メーカー保証の年数と範囲
  5. 支払い方法:前払い・中間・完了後の割合

契約時は書類を全部もらい、内容を確認してから署名・押印しましょう。

 

ステップ4|工事の実施

工事は以下の順番で進みます。

共通の流れ

  1. 準備(近隣へのご挨拶、資材搬入、足場設置、養生)
  2. 工事(内容は工法によって異なる)
  3. 検査(仕上がり確認)
  4. 足場の解体・清掃

工法ごとの違い

  • 塗装工事:高圧洗浄や補修を行い、下塗り・中塗り・上塗りで仕上げる
  • カバー工法:既存屋根材の上に防水シートを敷き、新しい屋根材を施工する
  • 葺き替え:既存屋根材・下地を撤去または補修後、新しい防水シートと屋根材を施工する

工事中も定期的に進捗を確認し、気になることがあればすぐに業者に質問しましょう。工程写真は必ずもらってください

 

ステップ5|引き渡し

スレート屋根 完成検査 イメージ画像

工事が終わったら引き渡しを行い、保証・アフターフォローの確認や必要な書類をすべて受け取りましょう

引き渡し時にやるべきこと

  • 保証やアフターの確認:口約束ではなく書面に記載
  • 書類の受け取り:保証書・工程写真の受領
  • 清掃・片付けの確認:ゴミや材料の有無

書類は保証を使うときに必要なので大切に保管してください。また、定期点検を受けることで屋根を長持ちさせられます。

 

まとめ |スレート屋根は寿命と状況に合ったメンテナンスを

まとめ スレート屋根は寿命と状況に合ったメンテナンスを

スレート屋根の寿命は20〜30年が目安です。表面の塗膜だけでなく、防水シートがどれくらい劣化しているかで判断すると、塗装か全面改修かを適切に判断できます。

押さえておくべきポイント

  • 築年数が20年を過ぎていれば、全面改修を検討する
  • アスベストの有無で、寿命と工事費用が変わる
  • 塗料の種類で、屋根材の劣化スピードを抑えられる場合がある
  • カバー工法なら、既存屋根材の撤去・処分費用を削減できる

スレート屋根は、適切なタイミングで正しいメンテナンスをすれば、長く安心して住み続けられます。焦らず、しっかり比較して、納得できる方法を選びましょう。

 

スレート屋根の寿命に関するよくあるQ&A

スレート屋根は塗装でどれくらい延命できる?

塗装でスレート屋根の物理的な寿命は変えられませんが、劣化の進行を抑えることはできます。ただし、下地材が健全であることが条件です。

>> 築10〜20年|部分補修・塗り替え

アスベスト入り屋根はどう対応すべき?

事前の分析と届出が法律で義務付けられています。資格をもった専門業者への調査依頼が必須です。

>> アスベスト対策の費用

ガルバリウムとスレートの耐用年数の違いは?

ガルバリウムは耐用年数30〜40年で軽量なのが特徴です。スレートは初期費用が抑えやすいですが、寿命は20〜30年です。

>> 他の屋根材と比べたスレート屋根の寿命

 

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