スレート屋根は1枚だけ交換できる?補修方法・費用・注意点を解説

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この記事の監修者

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工藤あきこ

福岡在住の建築士ライター。設計事務所でのアシスタントを経て、リフォーム会社の営業設計として勤務。補修からフルリノベーションまで幅広いリフォームを担当した。2022年に建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修や執筆、ブログ「新・リフォームの歩き方」を運営する。日々の幸せは夫や息子と談笑すること。

「スレート瓦って、日本瓦みたいに1枚だけ交換できるの?」と、疑問に思っていませんか?

スレート瓦も、専用の工具を使えば1枚だけ交換できます。ただし、安易に交換すると、かえって雨漏りや余計な出費につながる恐れがあるのも事実です。

 

そこで本記事ではスレート瓦を交換したい方に向けて、リスクや判断基準、さらに検討すべき補修方法まで解説します。「工事前に知っておきたかった…」と後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

スレート屋根が1枚だけ割れた!これって交換できる?

スレート屋根は、1枚だけでも交換できます。しかし条件を誤ると、防水性や安全性に支障が出てしまい、結果的に余計な出費やトラブルを招くこともあります。

 

どんな場合に交換を避けるべきなのか、具体的に整理してみましょう。

 

交換を避けたほうがいいケース

下記のようなケースでは、1枚だけ交換しても根本的な解決にならず、かえって費用や手間が増える恐れがあります。

スレート瓦が廃番になっている

同じ製品が入手できないため交換不可。代替品を無理に使うとサイズや形状が合わず、隙間ができて雨漏りの原因になる。

劣化が広範囲に及んでいる

一見1枚だけの破損でも周辺も脆く、部分交換しても再発しやすい。結果的に全体修繕が必要になり、費用がかさむ。

アスベストを含んでいる

処分に特別な工事が必要で、費用も高額になる。部分交換よりカバー工法を選ぶ方が現実的。2006年以前のスレート屋根には、アスベストが含まれている傾向がある。

上記について、正確な判断が難しいと感じたら、早めに専門家へ相談した方が結果的に安くすみますよ。

 

スレート瓦を1枚だけ交換するのはリスクが高い!知っておくべき注意点

スレート屋根を交換できる条件を満たしても、作業自体に以下のリスクがあるため、他の方法を検討するほうが現実的です。

屋根の不具合は見えない場所で進行しやすく、気づいたときには雨漏りにつながっていることもあります。後悔をしないためにも、具体的なリスクを理解しておきましょう。

 

 防水シートを傷めやすい

スレート瓦を1枚だけ外す作業は、釘を引き抜く際に防水シートを破損させるリスクが高いです。しかも破損部分は、目で確認できないため気づかないことも多く、知らないうちに雨漏りにつながる恐れがあります。

 

仕組みを知るための参考として、実際の交換手順を下記にまとめました。

ただし、手順を知っていてもリスクを避けるのは難しいため、とくにDIYでの対応は控えたほうが賢明です。

 

周りのスレート瓦に新たなひび割れが生じる

スレート瓦の交換作業をしたことで、周囲の屋根までひび割れてしまい、かえって雨漏りにつながるケースも見られます。

 

無理に交換する前に、釘を抜かない「板金カバー工法」やコーキング補修など、他の補修方法も検討しましょう

とくに築20年以上経った屋根は、寿命で瓦がもろくなっています。わずかな圧力でも割れやすくなっているため、全体的な改修も視野に入れて検討すると安心です。

 

交換よりも板金カバー工法!下地を痛めないから安心

スレート屋根の補修には、板金カバー工法が手軽で安全です。

 

板金カバー工法は、ガルバリウム鋼板(サビに強い金属板)を既存の屋根材の上にかぶせて固定します。ひび割れたスレート瓦を上から覆うだけなので、防水シートや周りの瓦を傷めにくいのがメリットです。

また、隙間から雨水が入り込まないよう、板金の形状やかぶせ方を工夫することで雨漏りのリスクを抑えられます。

 

1枚交換よりもトラブルが少なく、プロなら短時間で施工できます。長期的に安心できるので、瓦交換よりもおすすめです。

ただし、板金とスレート瓦では素材が異なるため、質感や色の違いで補修箇所が目立つこともあります。事前にイメージを確認しておきましょう。

 

その他の補修方法|DIYでできる応急処置の選択肢は?

ひび割れからの雨漏りを防ぐ応急処置として、DIYでも取り入れやすい補修方法は以下の2つです。

  • コーキング補修:ひび割れに注入して塞ぐ
  • 防水テープ:補修箇所に合わせて切って貼り付ける

いずれもホームセンターやネット通販で材料をそろえられ、費用も900〜3,000円程度で済みます。

 


コーキング 参考価格970円|セメダイン POSシール

 


防水アルミテープ(ブチルタイプ)参考価格925円|ニトムズ プロセルフ

 

ただし、施工ミスで隙間が再び開いたり、紫外線による劣化で粘着力が弱まったりする場合があるため、長期的な効果は期待できません。補修後は早めに業者の点検を受けることをおすすめします。

劣化が進んだスレート瓦は、上に乗っただけで割れる恐れがあります。また、屋根に上った作業は転落の危険も伴うため、補修は1階の軒先付近など安全に作業できる範囲に留めておきましょう

 

以下の記事では、それぞれの正しい施工手順をわかりやすく紹介しています。施工ミスで失敗を防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。

>>【DIYの手順】コーキング補修の正しいやり方と注意点

>> 防水テープを使った正しい雨漏り修理手順【3ステップ】

 

スレート屋根の補修に火災保険が適用できる範囲

スレート屋根の補修に火災保険が適用されるのは「自然災害による損害」が原因の場合です。経年劣化や施工不良による破損は対象外となります。

台風でスレートが剥がれ、雨漏りした → 保険適用の可能性あり
築30年で自然に割れてきた → 適用外

被害の原因が自然災害かどうかを明確に区別する必要があります。

 

業者に依頼したときの費用は?補修方法別のコスト比較

業者に依頼したときの修理費用の目安は、下記のとおりです。

まずはプロに屋根の状態をチェックしてもらい、「最小限の補修ですむのか、全体改修が必要なのか」を提案してもらいましょう。

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部分補修(1枚交換・ひび割れ補修)

スレート瓦を1枚交換、もしくは部分補修すると材料費は数千円程度です。ただし、業者に依頼すると、人件費や諸経費が加算されるため1〜5万円程度が目安になります。

 

さらに高さ2メートル以上での作業は、労働安全衛生法で足場の設置が義務づけられているため、部分補修でも足場費用として20万円程度を見込んでおく必要があります

 

全体改修(屋根カバー工法・葺き替え工事)

屋根全体の改修費用の目安は、80〜250万円程度です。

 

築20年以上が経ち劣化が進んでいる場合は、部分補修では追いつかないため、屋根カバー工法や葺き替え工事といった根本的なリフォームを考える時期といえます。

 

屋根カバー工法は、現状のスレート屋根はそのままで、上に新しく屋根材をのせる工法です。既存の瓦を撤去しないためコストは抑えられますが、屋根の重量が重くなるデメリットがあります。

 

対して、葺き替え工事では屋根材をすべて撤去し、その下にある防水シートや必要であれば下地材(野地板など)も新しく施工します。屋根全体が新しくなるため、建物の寿命も延ばせます。

2006年以前に施工されたスレート屋根は、アスベストを含んだ可能性があるため処分費が高額となります。なので、カバー工法を選択される方がほとんどです。

 

築年数で見る!スレート屋根のメンテナンス時期

スレート屋根を長持ちさせるには、築年数ごとにメンテナンスが必要です。

 

築年数ごとに見られる劣化の症状と、必要なメンテナンスを下記の表にまとめました。

スレート瓦の塗り替えは10年に一度が目安です。紫外線や風雨の影響で瓦表面の塗膜が劣化し、防水性能が低下します。

 

築20年を過ぎたあたりから、防水シートが劣化して雨漏りリスクが高まります。防水シートは表面から見えない部分のため、業者に点検してもらっておくと安心です。

 

築30年を超えると、スレート瓦自体が寿命を迎えはじめます。広範囲でひび割れが起こり、表面的な補修では雨水の侵入を防ぎきれなくなります。葺き替え工事を含め、本格的なリフォームを検討すべきタイミングです。

 

定期的な点検と早めのメンテナンスは、未然に雨漏りを防ぐため、結果的に補修費用を抑えることにつながります。無料点検を上手く活用して、かかる費用を節約しましょう。

 

簡易補修で済むケース/本格的な工事が必要なケース

補修方法が「簡易補修で済むケース」か「本格的な工事が必要なケース」かを見極めるのは、一般の方にとって判断が難しいものです。

 

簡易補修で済むのは、スレート瓦自体が劣化しておらず、防水シートなど下地への影響がないケースです。ひび割れや少しの欠けを補修すれば雨水の侵入を防げます。

 

一方で本格的な工事が必要なのは、築年数が20年以上経っている屋根や広範囲に劣化が及んでいる場合、すでに雨漏りが発生しているケースです。こうした状況では部分補修をしても再発しやすく、別の箇所で破損が進むリスクが高まります。

 

とくに雨漏りまで発展している場合は、屋根だけでなく室内にも被害が及ぶため、修繕費は一気に膨らみます。早急にプロによる点検を受けましょう。

 

最適な補修方法の判断には、プロの調査が必須【無料点検を賢く利用】

スレート屋根の補修方法を正しく判断するには、専門業者による現地調査が必須です。

 

防水シートや下地材の劣化、スレート瓦の浮きやズレは地上からは確認できないため 、一般の方には判別がつきにくいものです。

 

プロは実際に屋根に上ったり高所カメラやドローンを使ったりして、屋根の状態を細部まで確認し、「1枚交換で対処可能か」「板金カバーが最適か」などを判断します。

 

また点検を受けることで、相手が信頼できるか確かめられるのもメリットです。写真付きの報告や、複数の補修方法を提案してくれる業者を選ぶと安心して任せられます。

 

長い目で見てコストを削減するためにも、無料点検を上手に活用し、信頼できる業者と最適な補修方法を検討しましょう

 

まとめ|1枚交換より“覆って守る”補修が安心・長持ち

スレート屋根の1枚交換は、物理的には可能です。しかし釘を引き抜く工程で、防水シートを傷めたり周囲の瓦が割れたりするリスクがあるため、他の方法を検討するのがおすすめです。

 

「板金カバー工法」なら、既存のスレート瓦を板金で覆うだけなので、防水シートや周囲の瓦を傷めずに雨水の侵入を防げます。板金の素材自体がサビにくく、耐久性も高いため防水効果が長持ちする安心できる方法です。

スレート瓦の補修で注意するポイント

  • 1枚交換の作業は、防水シートを傷つけ雨漏りにつながる恐れがある
  • 板金カバー工法は瓦を覆うだけなので、周囲を傷つけず雨水の侵入も防げる
  • 台風などの自然災害による損傷は、火災保険が適用できるケースがある
  • 築年数ごとの劣化を把握し、早めに点検・メンテナンスをすれば雨漏りのリスクを減らせる

補修方法だけでなく、長期的な視点で今後の最適なメンテナンスを計画するためにも、無料点検を賢く活用しましょう。

 

スレート屋根を1枚だけ交換したい場合によくあるQ&A

スレート屋根の1枚だけ交換って、費用はどれくらいかかるの?

スレート屋根を1枚だけ交換する場合の費用は、2〜5万円ほどです。スレート瓦自体の材料費は数千円ほどですが、業者に依頼すると人件費や経費がかかります。

>> 業者に依頼したときの修理費用は?補修方法別のコスト比較

 

スレート屋根の1枚交換以外の補修方法を知りたい

スレート屋根の1枚交換以外でおすすめの補修方法は、「板金カバー工法」です。防水シートや周囲のスレート瓦を傷つけず、板金を切って差し込むだけのため、安全で手軽に施工できます。

>>【建築士おすすめ】板金カバー工法が手軽で安心

 

スレート屋根の1枚交換は自分でできるの?

スレート屋根の1枚交換は、施工経験がない方には難しい作業です。釘を抜く専用工具はプロでも扱いが難しく、失敗すると雨漏りの原因になることがあります。

>> 1枚だけの交換はリスクが高い!知っておくべき注意点

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