コンセントから火花が出たけど大丈夫?原因と対処法を徹底解説

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この記事の監修者兼ライター

小野雄人
東京大学工学部電気工学科・東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻修士課程を修了。鉄道の信号部門に関連する研究開発業務や、鉄道会社の現場での勤務を経験。2022年に独立・フリーライターに転身、記事の執筆や監修・編集を手掛けている。保有資格:技術士(電気電子部門)
「コンセントにプラグを挿した時に一瞬火花が出たけど、危なくないのか?」
「もしもコンセントから火花が出たり焦げ臭かったりするときは、どうすればいいの?」
このような心配事はありませんか?
コンセントにプラグを挿した時に、一瞬パチッと火花が出る現象はよくあることなので、特に心配する必要はありません。
ただし、コンセントから火花が連続的に発生する、コンセントが焦げ臭いといった場合には注意が必要です。電気設備の専門業者に相談することを検討した方がよいでしょう。
本記事では、コンセントから出る火花の危険性の度合いや、自分でできるコンセントのトラブルの予防法などを紹介しています。ぜひ最後まで読んで、コンセントから火花が出たときの適切な対処法を理解しましょう。
目次
コンセントを挿すときに火花が出たけど大丈夫なのか?
電気機器のプラグをコンセントに挿し込んだときに、一瞬コンセントとプラグの間で火花が散ることがあります。この火花は、電気機器の電源が入っている状態で、プラグを挿したときに発生するもので、一瞬パチッと音が鳴る程度の火花であれば、大きな問題になることはありません。
ただし、火花の発生が何度も繰り返されると、プラグやコンセントの劣化を早める可能性があります。気になる方は、プラグをコンセントに挿し込むときに電気機器のスイッチを切ることを徹底しましょう。
火花の種類別の危険度と自分でできる対処法
コンセントから火花が出るときは、一瞬だけパチッという音と共に火花が出る程度という場合もあれば、激しい火花が何秒間も出る場合もあります。
コンセントからの火花の出方によって危険度は変わります。あくまで目安ではありますが、火花が大きいほど、継続時間が長いほど、危険度は高いと考えられます。
火花の種類別の危険度
- 一瞬だけ小さな火花が出た場合:危険度低
- 火花が連続して出る場合:危険度高
- 火花と煙が出た/焦げ臭いにおいがする場合:危険度最大級
一瞬だけ小さな火花が出た場合:危険度低
記事の冒頭で説明したように、プラグを挿し込んだときに一瞬だけコンセントの中で火花が発生するといった症状には、大きな危険はありません。
ただし、コンセントに水がかかってしまい、そのときに火花が出ると、小さな火花であっても注意が必要です。水は電気を通しやすく、また狭い場所にも入り込みます。その結果、本来電気が流れてはならない場所に電気が流れ、コンセントや配線の故障、感電事故などにつながるおそれがあります。
コンセントの周りに水がかかった場合は、乾くまではそのコンセントを使用しないようにしましょう。その部屋の安全ブレーカーを落とすと、より安全です。
また、濡れたままの手でコンセントやプラグに触れること、コンセントの周りに飲み物を置くといったことも避けてください。
火花が連続して出る場合:危険度高
コンセントから火花が連続的に出ている場合は、異常な電流が流れ続けている可能性が高いので、挿し込まれているプラグをすぐに抜きましょう。
ただし、素手でプラグを抜こうとすると、火傷や感電をするおそれがあります。絶縁手袋(低圧ゴム手袋)を着用してプラグを抜くのが理想的です。絶縁手袋は、一般的に直流750Vまたは交流300V以下の環境での感電を防止するための手袋なので、家庭用の交流100Vまたは200Vの電源であれば、感電を十分に防げます。
絶縁手袋がない場合はゴム手袋で代用することも、不可能ではありません。ゴムは基本的には電気を通さない物質なので、家庭用の100V~200Vの電源に触れる程度であれば、感電のリスクを大きく下げることができます。ただし、絶対に安全であるという保障はありません。ゴムが劣化している部分や薄い部分が、電気によって破壊されて感電に至るリスクがあるため、注意しましょう。
一般のゴム手袋を感電防止に使用することが不安な場合、プラグをコンセントから抜いても火花が出る場合や、そもそもプラグが挿し込まれていないコンセントから火花が出ているという場合には、分電盤のあるところに行き、火花が出ている部屋の安全ブレーカーを落としてください。
どの安全ブレーカーを落とせばよいのかすぐに判断できない場合は、大元のアンペアブレーカーを落としましょう。家屋全体が停電してしまいますが、ひとまず危険な状況は回避できます。その後、火花が発生した部屋の安全ブレーカーを落としてアンペアブレーカーを上げれば、通常通り電気を使用できます。
なお、安全ブレーカーを落とした状態では、当然火花が発生した部屋の電気が使用できません。電気工事の専門家へ相談して、火花が発生した原因の調査や修理を依頼するのがよいでしょう。
火花と煙が出た/焦げ臭い場合:危険度最大級
火花と煙が出たり、焦げ臭かったりする場合は、電気の配線が発熱していることが想定される、大変危険な状況です。絶縁手袋かゴム手袋を着用して、プラグをコンセントから抜き、その部屋の安全ブレーカーを確実に落としましょう。
ただし、火花が激しくて手を近づけられそうにもない、絶縁手袋などが見つからないといった切羽詰まった状況ならば、プラグを抜くことよりもブレーカーを落とすことを優先した方がよいでしょう。どのブレーカーを落とせばよいのかわからない場合は、まずは大元のアンペアブレーカーを落としてください。
ブレーカーを落とした後は電気工事の専門家へ相談して、原因調査や修理を依頼しましょう。
コンセントから火花が出る原因は何なのか?
コンセントから火花が出る原因はさまざまです。本記事では以下の6種類を紹介します。
- 電源がついた状態でプラグを挿す
- コンセントに水がかかる
- たこ足配線
- トラッキング現象
- 雷サージ
- コンセントの劣化/老朽化
電源がついた状態でプラグをさす
電源スイッチが入っている状態の電気機器のプラグをコンセントに挿し込むと、一瞬火花が出ることがあります。
電気は通常は空気中を流れることはありません。ただしコンセントとプラグが完全に接触していなくても、短い距離であれば空気中を電気が流れることがあります。また、電気機器の種類によっては、プラグを挿し込んだ瞬間だけ大きな電流が流れ、火花が出るという場合も。
電流が大きいほど火花も大きくなるので、電力の消費量が多い電気機器ほど、プラグを挿し込んだときに火花が出やすくなります。
この火花は、その原理上一瞬しか発生することはなく、また、多くの電化製品で日常的に発生する現象です。そのため、火災や感電といった事故につながる可能性は低く、大きな危険性はありません。もし、どうしても気になるようであれば、プラグをコンセントに挿し込むときには、必ず電気機器のスイッチが切れている状態で行いましょう。
コンセントに水がかかる
水は電気を通しやすいので、コンセントに水がかかると、その水に電気が流れることによって、本来電気が流れるべきではない場所に流れ、火花が見える場合があります。水がかかったコンセントをそのまま使用すると感電や火災のリスクがあるので、乾燥するまでは使用することを控えましょう。
たこ足配線
たこ足配線をすると、許容量を超える電気が流れるため、火花の発生につながります。最悪の場合、火災に至る可能性もあり危険です。
たこ足配線とは、1つのコンセントに電源タップなどを取り付けて、数多くの機器を接続する配線方法です。それぞれの機器が電気を引き込むことから、電気コードに許容量を上回る電流が流れて発熱します。なお、一般的に電流の許容量は15A(アンペア)、消費電力の許容量は1,500W(ワット)までです。
また、コンセントの許容量も一般的に電源タップと同様で、15A、1,500Wまでです。たこ足配線をしない場合であっても、消費電力の大きい機器を同時に同じコンセントで使用すると、許容量を超過するので、たこ足配線と同じ状況になります。消費電力の大きい機器同士は別々のコンセントに接続すると、良いでしょう。
トラッキング現象
コンセントとプラグの間にホコリが溜まると「トラッキング現象」という現象が発生して、火花が出ることがあります。
ホコリはそのままでは電気を通しにくいですが、空気中の水分を吸収すると、電気が通るようになります。水分を含んだホコリに電気が繰り返し流れると、ホコリが炭化して完全な電気の通り道(炭化導電路)になり大きな電流が流れて発火に至る、これがトラッキング現象です。
トラッキング現象は、時間帯を問わず突然起こります。就寝中にトラッキング現象が起きて火災が発生するといった事例もあり、大変危険な現象といえます。
雷サージ
雷が落ちたときに、周辺の電線などに雷(らい)サージという、瞬間的な高い電圧が発生します。この雷サージが家庭の電気配線に侵入すると、コンセントで火花となって見えることがあります。
落雷という一過性の現象にともなって発生する火花なので、雷が収まってからであれば、そのコンセントを使用することに、特に問題はありません。
なお、コンセントに電気機器のプラグが挿し込まれていると、雷サージによって電気機器内部の回路が焼けるなど損傷することがあります。また、雷サージが発生したその瞬間に電気機器に触れていると、感電する可能性があり、非常に危険です。特に、ノートパソコンのような直接手で触れて使用する電気機器については注意が必要です。
雷が鳴っているときは、手を触れて使用するような電気機器の使用は停止しましょう。また、使用していない電気機器のプラグはコンセントから抜いておくと、雷サージによる故障を防ぐことができます。
コンセントの劣化/老朽化
古いコンセントや、劣化したコンセントは、プラグとの接触がよくなかったり、内部でショートを起こしたりするため、そこへ電気が流れることで火花が発生することがあります。また、劣化や老朽化は自然に回復することはないので、ひとたび火花が発生すると継続しやすく、危険な状況になることもあります。
コンセントの耐用年数は10年から15年程度とされているため、古いコンセントから火花が発生する場合には、交換を検討しましょう。なお、コンセントの交換は無資格ではできないので、電気工事の専門業者に依頼してください。
コンセントのトラブルを未然に防ごう!自分でできる日常的な予防策3選
たこ足配線など許容電力を超える電気機器の利用がないかを確認
たこ足配線や、消費電力の大きい電気機器の同時使用をすると、コンセントや電気コードに許容量を上回る電気が流れて劣化や発熱・発火の原因になります。電気機器の消費電力をよく確認して、同時に使用する電力がコンセントや電気コードの許容量(一般的に、1箇所のコンセントあたり1,500W)を超えないようにしましょう。
使用の際に特に注意すべき消費電力の大きい代表的な電気機器は以下のとおりです。電子レンジやヘアドライヤーといった「常時稼働するような機器ではないけれど、稼働するときには大きな力を必要とする機器」が目立ちます。
電気機器名 | 消費電力(目安) |
電子レンジ | 1,000~1,500W |
ホットプレート | 700~1,400W |
電気ポット/電気ケトル | 1,200~1,400W |
食器洗浄機 | 1,200~1,300W |
ヘアドライヤー | 600~1,200W |
アイロン | 1,200~1,400W |
掃除機 | 1,000~1,100W |
洗濯乾燥機/衣類乾燥機 | 1,200~1,400W |
※エアコンも消費電力が1,500〜3,000W程度と特に大きい機器ですが、エアコン専用の仕様のコンセントから受電する場合がほとんどだと考えられるので表内には掲載していません。
中には1台だけで1,500Wに近い電力を消費するものもあります。これらの電気機器を使用するときは、他の電気機器を同じコンセントに接続しない方が賢明です。
コンセントは別々であっても、例えば台所で電子レンジ・電気ポット・食器洗浄機を同時に使うと、台所の安全ブレーカーの許容量を超えてブレーカーが落ちる可能性があります。消費電力の大きい電気機器は極力同時使用しないように心がけましょう。
コンセント周りの定期的な清掃
コンセントの周りにホコリが溜まると、トラッキング現象を引き起こして、コンセントの損傷や火災の原因になります。コンセントの周りは定期的に清掃しましょう。また、プラグを挿しっぱなしにしがちな電気機器は、時々プラグをコンセントから抜いて、ホコリがたまらないようにすることも重要です。
コンセントキャップの使用
使っていないコンセントの差込口に、ホコリや湿気などが入り込んで、故障や火災の原因になることがあります。異物の侵入を防ぐために、コンセントキャップでカバーをすることは、コンセントのトラブルを防止する有効な手段の1つです。
コンセントキャップを装着することで、子どもが金属物をコンセントに差し込んで感電する事故も防げます。ただし、子どもの悪戯防止目的の場合は、コンセントから容易に外せてしまうと意味がなく、コンセントキャップを誤飲する事故にもつながりかねないため、目立ちにくく、外しにくいデザインの製品を選択しましょう。
このような時は電気工事のプロに相談しよう
コンセントから火花が出るなどの電気設備に関するトラブルが起きたときは、基本的に電気工事のプロに相談しましょう。
電気設備の修理や交換といった工事を行うには、第一種電気工事士または第二種電気工事士の資格が必要です。電気工事士は「電気工事士法」という法律で定められている国家資格です。電気に関連する設備の安全についての知識と技能を身につけていて、電気工事の欠陥による災害の発生を防ぐ役割を与えられています。
無資格者が電気設備の分解や修理、交換を行うことは、違法である上に、感電や火災につながる可能性があり危険です。以下で紹介するようなケースでは、電気工事士が在籍しているプロの業者に相談してください。
頻繁にコンセントから火花が出る場合
コンセントから頻繁に火花が出る場合は、コンセントの内部で劣化や異常が起きていて、恒常的に異常な経路で電気が流れていると考えられます。異常が自然に回復することはなく、火災や感電につながる危険性もあります。
火花が発生する箇所の安全ブレーカーを落とした上で、電気工事業者に相談しましょう。
焦げ付きや変形が確認される場合
コンセントに焦げ付きや変形が確認される場合は、異常な発熱が起きている可能性が考えられます。火災につながりかねない危険な状況です。やはりブレーカーを落とした上で、早急に電気工事業者に相談することを強くおすすめします。
漏電の可能性がある場合
家庭の電気設備に関連するトラブルの1つに「漏電」が考えられます。
漏電とは、電気が本来流れるべきではない経路に流れてしまうことです。漏れた電気に人が触れてしまい感電する可能性や、漏電した経路が発熱して電気火災に至る可能性があり、大変危険です。また、電気機器を故障させてしまうおそれもあります。
以下のような症状がある場合は、漏電が発生している可能性があります。
- 漏電ブレーカーがよく落ちる
- 雨の日に漏電ブレーカーが落ちることがある
- 特定のコンセントや特定の照明だけが使えなくなった
- 照明や電気機器が誤作動を起こすことがある
- 電気代が急に上がった(漏電ブレーカーが故障している可能性あり)
- コンセントや照明スイッチの周りで焦げ臭いにおいがする
- コンセントの周りや電気機器が異常に熱い
- 建物の金属部分や電気機器に触れるとピリピリする
それぞれの症状に関する具体的な解説については、下記の記事をご覧ください。
>> もしかして漏電?代表的な症状と自分でできる対処方法、プロに依頼すべきケースを解説
漏電が発生している場合、漏電箇所の特定については自力でできる部分もありますが、本格的な原因調査や修理は電気工事士でなければできません。無理に自力で対応しようとせずに、電気工事業者に相談した方がよいでしょう。
コンセントを交換する場合
コンセントに目立ったトラブルがなくても、コンセントの寿命は10年から15年程度であると言われています。また、見るからに古いコンセントを使い続けることには不安もあるでしょう。思い切って古いコンセントを交換することも1つの選択肢です。
コンセントの交換にも、実行には電気工事士の資格が必要です。必ず、電気工事業者に依頼しましょう。
信頼できる電気工事業者の選び方とコンセントのトラブル解決の予算
信頼できる電気工事業者の要件とは
コンセントから火花が出たり、コンセントが焦げたりしたといったトラブルが起きた場合は、電気工事の専門業者にコンセントの修理調査や交換を依頼しましょう。漏電が疑われるときは、漏電調査が必要になりますが、電気工事業者であれば対応可能です。
業者を選ぶときに、価格を気にする方は多いのではないでしょうか。しかし、コンセントは日々使う設備なので、安全性が一番重要です。信頼できる業者を選びましょう。業者を選ぶ際に確認した方がよいのは、以下の点です。
- 電気工事士などの資格を持っていること
- 事前に見積書を出すこと。また、見積書の内訳が一式ではなく作業項目ごとに料金が記載されていること
- 電気の専門知識がない人にも、分かりやすく丁寧に説明をしてくれること
まずは、電気工事士の資格を持つ技術者が在籍していることを必ず確認しましょう。繰り返しの説明になりますが、コンセントの交換や漏電の修理は、電気工事士でなければ実施できません。実際に作業が実施される際にも、現地で作業を行うスタッフに、電気工事士が含まれていることを確認してください。
また、依頼を検討している業者が「電気工事登録業者」であることを確認しましょう。違法な業者ではないことがわかり安心して依頼ができます。
業者に依頼する際は、事前に見積を出してもらった方がよいでしょう。無料または低価格で現地調査をした上で、見積書を出してくれることが望ましいです。
作業内容をまとめた一式の料金だけではなく、作業項目ごとの内訳料金が見積書に記載されていることも、信頼できるかどうかを判断するためには重要です。
見積が不明瞭な業者に依頼すると、後で追加請求が行われる可能性も考えられます。また、必要な作業内容が盛り込まれていないとか、逆に全く不要な内容が含まれて料金が決められている可能性もあるので、注意しましょう。
電気に関する専門知識がない人にも分かりやすい丁寧な説明をしてくれるかどうかといったことも考慮に入れるとよいでしょう。
コンセントの修理交換、漏電検査、漏電修理、電気配線の修理交換の費用相場
工事・調査内容 | 工事費相場(別途出張料等が必要) |
コンセント交換工事 | 3,000円~10,000円 |
漏電調査 | 7,000円~30,000円 |
配線工事 | 12,000円~30,000円 |
分電盤/ブレーカー交換工事 | 15,000円~150,000円 |
漏電修理 | 10,000円~200,000円 |
コンセントの交換を電気工事の専門業者に依頼した場合は、交換工事の費用だけで3,000円〜8,000円程度の費用がかかります。工事費用に加えて、スタッフの出張費や、コンセントそのものの材料費などが追加で請求されることが一般的です。費用総額は一箇所であれば、多くのケースで1万円台~2万円台程度に収まります。交換を依頼する日時などによって費用の総額が大きく変わってくるので、まずは見積を取ってみましょう。
漏電調査には、概ね7,000円〜30,000円程度の費用がかかります。調査の難易度などによって変動します。
コンセントの調査や漏電調査を行った結果、壁の中にある配線の引き直しや、分電盤の交換といった大がかりな工事が必要になる場合もあります。その場合は、配線の引き直しはいくら、ブレーカーの交換はいくら、分電盤の交換はいくらといった形で、作業項目ごとに費用がかかるため、修理費用の総額は修理内容や作業の難易度によって大きく変動します。修理の内容次第では、費用総額が10万円以上になることもあるでしょう。
費用が相場よりも高いと感じられる場合は、依頼を見合わせて別の業者を探してみましょう。また、費用だけに注目するのではなく、工事作業の内容が納得のいくものであるかどうか、アフターサービスが十分かどうかといったことも考慮するとよいでしょう。
まとめ
コンセントから火花が出る原因はさまざまですが、コンセントにプラグを挿し込んだときに、一瞬パチッと出るような火花は特に問題ありません。
しかし、継続的に火花が出るとか、焦げ臭いといった場合は、コンセントの内部や電気の配線に何らかの異常が起きている可能性があり、放置することは非常に危険です。また、コンセントの修理や交換は、電気工事士でなければできず、自力での対処は不可能です。
少しでも不安に感じることがあったら、電気工事の専門業者に原因調査やコンセントの交換などを相談しましょう。
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この記事の監修者兼ライター

小野雄人
東京大学工学部電気工学科・東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻修士課程を修了。鉄道の信号部門に関連する研究開発業務や、鉄道会社の現場での勤務を経験。2022年に独立・フリーライターに転身、記事の執筆や監修・編集を手掛けている。保有資格:技術士(電気電子部門)
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