【保存版】足場なしで外壁塗装!DIYのやり方・コツ・道具のまとめ

足場なしで自分で外壁塗装

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この記事の監修者

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工藤あきこ

福岡在住の建築士ライター。設計事務所でのアシスタントを経て、リフォーム会社の営業設計として勤務。補修からフルリノベーションまで幅広いリフォームを担当した。2022年に建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修や執筆、ブログ「新・リフォームの歩き方」を運営する。日々の幸せは夫や息子と談笑すること。

「外壁塗装をDIYで、しかも足場なしでできないか?」と考えていませんか?

外壁塗装は、プロに依頼すれば100万円前後の費用がかかります。そのため、少しでも費用を抑えたい方の中には、「自分で足場なしで塗れないか?」と考える方も多いでしょう。

 

実際、DIYなら塗料と道具代の15万〜20万円程度に抑えられます。

 

ただし、足場なしで外壁塗装をDIYできるのは、基本的に1階部分に限られます。また、安全かつキレイに仕上げるためには、「目線より下に絞る」など、4つの条件をクリアしなければなりません。さらに、DIYできるかどうかは、外壁の状態によっても異なります。

 

この記事では、足場なしで外壁塗装できる範囲や、DIYとプロ施工それぞれの費用・仕上がり・リスクの違いなどを詳しく解説します。さらにおすすめの塗料や、実際の失敗例についても紹介しました。

 

記事を読めば、塗装の基本的な作業手順やDIYで注意するべきポイントがわかります。納得して外壁塗装を行うためにも、ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事でわかること

 

外壁塗装は足場なしでDIYできる?

足場を使わずに外壁塗装ができるのは、基本的に1階部分だけと考えておきましょう。

 

2階以上の高さで作業する場合、プロの職人であっても「労働安全衛生法」で足場や安全帯の設置が義務づけられているほど、危険性が高い作業です。

 

実際、建設業界の労働災害では、死亡事故の約4割が「落下・転落」によるものとされています。プロでさえ足場なしでの作業は避けているのですから、一般の方が無理に挑戦するのはリスクが高すぎるといえるでしょう。

 

また足元が不安定な状態で塗装をすれば、バランスを崩しやすくなり、塗りムラや仕上がりの失敗にもつながります。

 

DIYで外壁を塗装するなら、足場を使わずに対応できる平屋や1階部分までにとどめておくのが現実的です。はしごや脚立・長柄ローラーを使って安全に施工しましょう。

ご自宅で脚立を立てて、地面からどこまで手が届くか確認してみましょう。1階部分で DIYが可能な範囲がわかります。

 

足場なしでも自分で安全・キレイに塗る4つのポイント

足場を使わずに自分で外壁を塗る場合、安全かつキレイに仕上げるために、以下の4つのポイントを守りましょう。

足場なしで外壁塗装をDIYする場合の最大の課題は、「安全」と「仕上がり」です。足場がない状態では、足元が不安定になりやすく、転倒や塗りムラが起きやすくなります。

 

DIYで安全かつキレイに塗装を仕上げるには、作業できる範囲を正しく見極めることが肝心です。そのうえで、道具や塗料を適切に選び、安全を最優先に進めていきましょう。

 

ポイント①塗装範囲は「目線より下」に絞る

DIYで外壁塗装をする場合は、塗装範囲を「目線より下」に絞ると、安全・キレイに仕上げやすくなります。

 

目線より高い位置を塗ろうとすると、無理な体勢になり足元が不安定になります。はしごから身を乗り出してバランスを崩したり、脚立から足を踏み外したりしやすいため危険です。

 

いっぽう、地面や脚立の低い位置であれば、足元が安定しやすくなります。ローラーにも力を込めやすいため、ムラの少ないきれいな仕上がりが期待できます。

 

安全かつキレイに仕上げたいなら、自分で塗るのは「目に見えて、手が届く範囲」に絞るのがおすすめです。

 

ポイント②扱いやすい道具をつかう

DIY塗装で失敗しないためにも、目的に合った扱いやすい道具を選びましょう。扱いやすい道具を選べば、初心者でもきれいに仕上げやすくなります。

 

たとえば、ローラーひとつを見ても様々な種類があります。塗装する場所・塗料の種類・仕上げ方によって、どのローラーを使うかを選ばなければなりません。

 

ローラー選び方の基準は、サイズ×毛丈×素材です。初心者は、6インチ×中毛13mm×マイクロファイバーを選びましょう。扱いやすく失敗も減らせます。

 

それぞれの特徴を、以下で表にまとめました。

ローラーの種類と特徴の表

 

ローラー以外にも、外壁塗装では工程ごとにさまざまな道具が必要です。どの道具が必要かわからない場合は、以下で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

>>  DIYで外壁塗装する場合に必要な道具・便利グッズ

 

ポイント③高耐久の塗料を選ぶ

塗料 種類 比較

外壁塗装は時間も労力もかかる作業なので、できるだけ長くもつ塗料を選びましょう。耐久性の低い塗料を使うと、数年ごとに塗り直しが必要になるため、そのたびに手間もお金もかかります。

 

下の表は、よく使われる塗料ごとの「耐用年数」と「平米単価」の目安です。

塗料の種類 耐用年数の目安 単価
(平米あたり)
フッ素 15~20年 3,000〜4,500円
ラジカル 12~15年 2,200〜3,500円
シリコン 10~15年 1,800〜3,000円
アクリル 5~7年 1,000〜1,800円
一般的には、シリコン塗料がよく使われます。近年登場したラジカル塗料も、コスパがいいため人気です。

 

ポイント④脚立は天板には乗らない

脚立を使った作業では、最上段にある「天板」には絶対に乗らないようにしましょう厚生労働省の通達や、メーカーの注意書きでも禁止されています。

 

天板は、乗ることを前提に設計されていません。天板に乗ると重心が高くなることから、転倒しやすくなります。万が一バランスを崩して地面に落下すれば、1メートルほどの高さからでも骨折や頭部のケガなど、重大な事故につながる危険があります。

 

「天板に乗らない、またがらない」は脚立作業の基本です。脚立で作業する際は、中段までにとどめましょう。

手が届かない場所がある場合は無理に体を伸ばさず、脚立を安全な位置に移動してから再度作業してください。

 

1階外壁をDIYで塗装するか迷ったら|プロに任せるかの判断基準

1階をDIYするか迷った時の判断基準

塗装を「DIYで行うか、プロに任せるべきか」を、足場の有無だけで判断するのはおすすめできません

 

たとえ1階部分でも、外壁の劣化状況や作業する位置によっては、DIYでの対応が難しいこともあります。

 

DIYが可能かどうかを見極めるには、以下の2つの視点から判断することが大切です。

DIYでの失敗を防ぐためにも、ぜひチェックしておきましょう。

 

劣化の状態で判断(ひび割れ・剥がれ・カビなど)

DIYで対応できるかどうかを判断するために、まずは外壁の劣化状態を確認しましょう。

 

症状が軽度であればDIYで対応できますが、重度の劣化はプロによる補修が必要です。

 

以下に、よくある劣化症状とDIYの可否をまとめました。

劣化の症状 具体的な症状 DIY
対応
色あせや
チョーキング
壁の色が薄くなる
触ると白い粉が手につく
軽微な汚れ 排気ガスや苔・カビなど表面の汚れ
小さなひび割れ
(ヘアークラック)
細く表面だけに入ったひび割れ
大きなひび割れ
(幅1mm超)
明らかに太く深いひび
建物の構造に沿って入るような亀裂
×
塗膜の
剥がれ・膨れ
塗装が広範囲にボロボロ剥がれている
内部に水分が入って塗膜が膨れている
×
カビ・藻が
広範囲に繁殖
日陰の壁に黒カビや緑の藻が広範囲に生えている場合 ×

 

下地に影響しない範囲の劣化であれば、DIYでも補修できます。しかし、構造に関わる劣化はDIYでの補修が難しいため、専門業者に相談しましょう。

 

場所で判断(高所・複雑な形状・素材など)

DIYで塗装できるかどうかは、「場所」や「壁の素材」によっても変わります

 

2階以上の高所複雑な形状の壁特殊な外壁素材を扱う場合は、無理にDIYで対応しようとせずプロに相談しましょう。

 

以下で、場所や素材ごとに判断の目安をまとめました。

作業する
場所・素材
状況 DIY
対応
手の届く高さの壁 地面に立った状態や踏み台で届く高さの壁
比較的平坦な壁面 凹凸が少ないサイディングやフラットなモルタル壁
水回りに隣接する壁 お風呂場の外壁など水回りの外側は湿気やカビの影響で劣化が複雑
窓枠周り・
配管周りなど細部
形状が複雑な箇所は、養生テープ貼りや刷毛塗りの技術が必要
素人には難しいポイント
高所
(2階以上)
2階以上の高所作業は足場や命綱無しでは厳禁 ×
特殊な素材の壁 ジョリパットなど複雑な形状の塗り壁
珪藻土や特殊コーティングされた外壁
×

 

DIYに向いているのは、「手が届く」「平坦」「シンプルな素材」といった条件をすべて満たす場所に限られます。

 

一方で、高所や特殊な素材・複雑な形状の外壁は、プロに任せたほうが安全で確実です。

外壁素材の見極めは、一般の方には難しい場合も多いです。少しでも不安があれば、専門業者に相談しましょう。

 

【注意】DIYの外壁塗装でよくある失敗

「費用を抑えたくてDIYに挑戦したけど、辞めておけば良かった」と後悔するケースは多いです。

 

本章では、DIYで外壁塗装をする際にありがちな失敗例を、以下で3つ紹介します。

失敗パターンを知っておけば事前に対策ができるため、トラブルを未然に防げます。同じようなトラブルを避けるためにも、ぜひ確認しておきましょう。

 

仕上がりが悪く、結局プロに依頼した

DIYで外壁塗装をしたものの、仕上がりに納得できず、結局プロに塗り直してもらうのはよくある失敗のひとつです。

 

塗装は、見た目以上に技術が求められる作業です。DIYでは、下地処理や塗り方が不十分になりやすいため、次のようなトラブルにつながる恐れがあります。

  • 塗りムラやローラーの跡が目立つ
  • 数年で塗料が膨れたり剥がれたりする
  • 塗料が垂れて外壁以外の場所が汚れる

このような失敗が起きると、追加の塗料代や再施工の費用がかかり、結果的にプロに最初から頼んだ方が安く済むということもあります。

 

DIYを検討する場合は、やり直しにかかる費用まで視野に入れ、慎重に判断しましょう。

プロならではの仕上がりに加え、保証がつく点も魅力です。万が一の場合でも、補修対応が受けられるので安心です。

 

近隣トラブルになり、損害賠償が発生した

DIY塗装で特に注意したいのが、ご近所とのトラブルです。配慮が足りないと、損害賠償に発展することもあります。

 

たとえば、以下のようなケースが考えられます。

  • 高圧洗浄の汚水が、ご近所の壁や車に飛び散った
  • スプレー塗装の塗料が、風に流されて隣家の窓に付着した
  • 塗料の強い臭いにより、体調不良を訴えられた
  • 作業時の騒音でクレームが発生した

トラブルを防ぐには、まず事前に挨拶して、作業内容・日時・終了予定をきちんと伝えましょう。さらに塗料が飛散するのを防ぐために、簡易的な飛散防止ネットを貼る必要もあります。

プロに依頼すれば、飛散対策はもちろん万が一の際の補償も付くため、安心です。

はしごから落ちて、大けがをした

DIY塗装で多い事故のひとつが、はしごからの転落です。

 

「これくらい大丈夫」と油断して作業をすると、骨折や頭部のけがにつながります。少しでも不安を感じたら、無理をしないようにしてください。

 

自分で外壁を塗装したら、いくら節約できる?

DIYで外壁塗装をすれば、プロに依頼するよりも約80万円ほど節約できるケースもあります。

 

業者に頼むと100万円前後かかることもありますが、DIYなら塗料と道具代のみで、15万〜20万円程度に抑えられます。

 

人件費や諸経費がかからない分、コストを大きく削減できるのがDIYの魅力です。

安く塗装できても、ケガややり直しになったら本末転倒です。DIYが本当に向いているか、一度立ち止まって考えてみましょう。

 

「足場だけ業者に依頼+DIY塗装」はどうなのか?

コストを抑えるために、「足場だけ業者に頼んで、塗装はDIYでしたい」と思われるかもしれません。しかし、現実的には難しいでしょう。

 

たしかに、足場だけ業者に頼んでDIY塗装すれば、総額25万〜40万円ほどに抑えられます。すべて業者に任せた場合(60〜100万円)と比べると、35万〜60万円の節約が見込める計算になります。

 

しかし、事故が起きた場合の責任問題や補償のリスクから、実際は「足場だけの依頼は受けられません」と断る業者が多いです。

 

仮に引き受けてもらえたとしても、DIYが長引けば足場のレンタル延長費が加算され、結果的に高くつくこともあります。

金額だけ見れば魅力的ですが、事故のリスクや天候もふまえたスケジュール管理の難しさを考えると、足場だけを業者に頼むのはおすすめできません。

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仕上がりはDIYとプロでどう違う?

DIYとプロの品質の違い

DIYとプロでは、外壁塗装の「見映えのよさ」「塗料の耐久性」「徹底した下地処理」に大きな違いがあります。

 

一般の方がローラーで塗装すると、塗料がムラになりやすく、乾燥後にローラー跡が残ることもあります。さらに、ホームセンターの塗料は安価な反面、耐久性が低く劣化も早まりがちです。

 

一方プロは知識や経験、高い施工技術があるため、ローラーの動かし方ひとつとっても、仕上がりに差が出ます。下地処理を丁寧に行ったうえで、プロ仕様の高性能な塗料を使ってムラなく均一に仕上げてくれます。

 

見た目の美しさと長持ちの両方が期待でき、施工後の保証がつくケースも多いため安心です。

外壁は家の印象を大きく左右する部分です。多少費用がかかってもプロに依頼したほうが、満足度は高くなるでしょう。

 

DIYの外壁塗装、工期はどれくらい?

一般の方がDIYで塗装をすると、完了までに2〜3ヶ月、場合によっては半年近くかかります

 

DIYでは、基本的に一人で週末しか作業できず、天気や段取り不足などで工程が中断しがちです。また作業が長期化するとモチベーションが下がったり、塗料や道具の置き場所に悩んだりと、精神的・物理的な負担も増えていきます。

 

一方、プロに依頼すれば複数人で平日にフル稼働できるため、2〜3週間ほどでスムーズに仕上げてもらえます。スケジュール通りに進みやすく、生活への影響も最小限に抑えられる点は大きなメリットです。

 

短期間で確実に終わらせたい方には、DIYはおすすめできません。時間に余裕があり、工程管理にも自信がある方なら、DIYを検討する価値はあるでしょう。

 

失敗しない塗料選び|プロも使う人気の外壁塗料2選

 

塗料 高耐久 塗りムラ

外壁塗料を選ぶ際は、「扱いやすくて失敗しにくい塗料」を選びましょう。

 

なぜなら、塗料の種類によって、色持ちや防水性、塗りやすさに大きな差が出るからです。

 

以下の塗料はプロの現場でも使われていますが、硬化剤などを混ぜる必要がなく、初心者にもおすすめです。

上記は、ホームセンターやネットショップでも入手できます。以下で詳しく解説するので、塗料選びに活用してください。

 

ラジカル塗料|日本ペイント「パーフェクトトップ」

「ラジカル制御型塗料」は、外壁が紫外線で劣化しにくくなるように開発された長持ちタイプの塗料です。

 

ラジカル塗料の代表的な商品が、日本ペイント株式会社の「パーフェクトトップ」です。


パーフェクトトップ|日本本ペイント

項目 パーフェクトトップ(日本ペイント)
耐候性 ラジカル制御技術
紫外線による劣化を抑制
耐用年数は15年ほど
作業性 水性1液型(希釈は水でOK)
硬化剤不要
伸びが良く塗りムラができにくい
汚れ耐性 雨で汚れが落ちるセルフクリーニング
防カビ・防藻機能
仕上がり ツヤありからマット仕上げまで調整可能
高級感のある仕上がり
価格 15kg缶で約13,000~17,000円

 

パーフェクトトップは、多くの塗装業者でも採用されている人気商品です。扱いやすさ、耐久性、仕上がりのバランスに優れています

「コストを抑えつつ、長持ちする塗料を選びたい」という方にぴったりです。

 

シリコン塗料|エスケー化研「水性セラミシリコン」

シリコン塗料は外壁塗装でよく使われる塗料で、価格と耐久性のバランスが良いのが特徴です。

 

なかでも人気なのは、エスケー化研株式会社の「水性セラミシリコン」です。2001年に発売されて以降、今なおロングセラーを誇っています。


水性セラミシリコン|エスケー化研

項目 水性セラミシリコン
耐候性 紫外線・湿気に強い
耐用年数は12〜15年ほど
作業性 水性1液型(希釈は水でOK)
硬化剤不要
初心者にも扱いやすい塗料
汚れ耐性 粉塵や排気汚れを防ぐ低汚染性
防カビ・防藻機能
仕上がり 滑らかで肉厚感のある塗膜
光沢も均一な仕上がり
価格 16kg缶で約10,000~15,000円

 

パーフェクトトップより耐候性は劣りますが、価格と施工性のバランスがよく、DIYで利用するにはおすすめの塗料です。

 

DIYで外壁塗装する場合に必要な道具・便利グッズ

DIYで外壁塗装をする場合、洗浄・養生・塗装など、工程ごとに道具をそろえる必要があります。

 

本章では、初心者でも扱いやすく、作業をスムーズに進めるための道具を、工程別に紹介します。

扱いやすい道具をそろえるだけで、初めてのDIYでもグッと作業が楽になりますよ。

 

高圧洗浄

道具 商品 用途
高圧洗浄機  


K2 サイレント ケルヒャー

塗装前に外壁の汚れを洗浄
デッキブラシ
eco 竹柄 ニシモン
高圧洗浄でとれない汚れをこすり落とす
バイオ洗浄剤


業務用石材外壁クリーナー

コケやカビの洗浄

 

下地処理

道具 商品 用途
スクレーパー
SK11 スクレーパー
古い塗膜やコーキングを剥がす
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシ スチール J型
コーキングを剥がした目地の掃除
コーキング材
変成シリコンコーク
コーキングの打ち直し
変性シリコン推奨
コーキングガン
コーキングガン
コーキングをセットして充填する道具
外壁補修材
メイコー パテ 330ml
モルタルやサイディングのひび割れ補修

 

養生作業

道具 商品 用途
マスキングテープ
3M マスキングテープ
塗料を付けたくない部分の養生
マスカー
マスカー 25M
テープ付きビニールシート
窓ガラスや床、植木など広範囲を覆うのに便利
養生シート
ロール養生紙
地面やベランダ床の保護

 

塗装作業

道具 商品 用途
ローラーハンドル
レギュラーローラーハンドル 
広い面積を塗る主役道具
中毛・長毛ローラーがおすすめ
ローラー
ミドルローラー 7インチ 6個セット
ローラーハンドルに設置して回転させながら塗料を塗布
長柄ローラー
伸縮継ぎ柄2m
高所はこれで対応
刷毛(ハケ)
ペイント用刷毛
細かな部分やローラーで塗れない隅用
ローラーバケット
ローラーバケット
ローラーに塗料を含ませ余分を落とすための容器

 

安全装備

道具 商品 用途
ヘルメット
ヘルメット
作業中の頭部保護
安全帯(ハーネス)
フルハーネス安全帯
2m以上の高さでの作業には装着推奨
ゴーグル
塗装作業用ゴーグル
塗料の飛沫や粉塵から目を保護
マスク
3M 塗装作業用マスクセット
塗料の臭いや粉塵対策
作業着
使い捨て 不織布つなぎ
ペンキが付いても構わない長袖・長ズボン

 

外壁塗装の基本手順|プロと同じ流れを押さえよう

仕上がりを良くするためにも、正しい手順で塗装しましょう

 

プロと同じ流れで作業することで、塗りムラや塗り残しといった失敗を防ぎやすくなります

 

本章では一般的な外壁塗装の工程を、以下の5つのステップで解説します。

各工程で気をつけたいポイントも紹介しているので、初心者の方も安心して作業を進められますよ。

STEP1:高圧洗浄

外壁塗装をキレイに仕上げるためには、まず高圧洗浄から丁寧に行うことがポイントです。

 

汚れやコケ・古い塗膜が残っていると、新しい塗料の密着力が低下し、剥がれやすくなってしまいます。どんなに耐久性に優れた塗料を使っても、洗浄が十分でなければ性能を発揮できません。

ポイント

  • 高圧洗浄機で水を噴射し、外壁全体を洗浄する
  • コケやカビがある部分はバイオ洗浄剤でこすり落とす
  • 洗浄後、最低1日は乾燥させる

汚れが残ったまま塗装すると、塗り直しが必要になるなど、手間もコストもかかります。

STEP2:下地処理(ひび割れ補修・コーキング)

下地処理は、雨水の侵入や塗料の密着度を上げるために重要な工程です。

 

ひび割れや劣化したコーキングの処理が不十分だと、塗装した塗膜がすぐに剥がれ、隙間から雨水が侵入します

下地処理のポイント

  • 細いひび(ヘアークラック):パテやコーキング材で埋める
  • 幅1mm以上のひび割れ:削って滑らかにし、プライマー塗布後セメントで補修する
  • コーキングの打ち替え:劣化した部分はすべて撤去して、新しく充填する

下地の傷みがひどいと感じたら、まずはプロに状態を見てもらうと安心です。

STEP3:養生

養生をしっかり行えば、仕上がりがキレイになるだけでなく、周囲を汚すリスクも減らせます

 

塗料は飛び散りやすく、窓や植物、車などに付着すると、掃除や補修の手間がかかってしまいます。そのためプロの現場でも、養生に半日〜1日かけるのが一般的です。

ポイント

  • 窓ガラスやドア、換気扇等にマスカー(ビニール付きテープ)を貼って覆う
  • 床や地面、植木などに養生シートやブルーシートを敷く
  • 壁と窓枠の境目などはマスキングテープで塗り分けラインを作る

養生がしっかりしていれば、作業後の掃除や補修の手間が減って、全体の作業がスムーズになりますよ。

STEP4:下塗り

塗装の仕上がりを左右するのが、下塗りです。丁寧に作業することで、塗料の密着力が高まり、塗膜の剥がれやムラを防げます

 

下塗り材には大きく2種類あります。

  • フィラー:下地の凹凸を埋め、表面を滑らかに整える
  • シーラー:外壁と塗料の密着性を高める


使うべき下塗り材は、壁の素材や傷み具合によって異なります。基本的にフィラーとシーラーの併用はできないので、適切な下地処理を見極めることが大切です。

 

下地材は、保管中に顔料や樹脂成分が沈殿することがあるので、つかうときは攪拌棒や塗料用の混ぜ棒で、底からしっかり混ぜましょう。

ポイント

  • 外壁がモルタルならフィラーで下地を平らにする
  • 外壁がサイディングならシーラーで密着力を高める
  • 最初にしっかり混ぜる
  • 塗布した後は、説明書に記載された乾燥時間を守る

塗る前にも、都度軽く混ぜるとムラ防止になります。

STEP5:中塗り・上塗り

中塗りと上塗りは、塗装をキレイに仕上げ、塗膜に厚みをもたせる工程です。同じ塗料を2回塗ることで色ムラをなくし、見た目と耐久性を高めます

 

ただし、塗装の回数は製品によって異なります。事前に説明書を確認しましょう。

ポイント

  • 中塗りは、ムラなく塗る練習のつもりで全体に塗装する
  • 上塗は仕上がりを左右するので、ムラなく均一に塗布する
  • どちらの工程も、塗り終わったら乾燥時間をしっかりとる

上塗り後に、「雨に濡れてツヤがなくなる」「乾燥中に虫がつく」などの失敗例には気をつけましょう。

 

DIYは「自分が安心できるかどうか」が重要

外壁塗装はDIYでも可能ですが、重要なポイントは「自分が安心して取り組めるかどうか」です。

 

外壁塗装は見た目だけでなく、ご自宅の防水性や耐久性に関わる重要な作業です。費用を安く済ませたい気持ちは自然ですが、仕上がりに不安が残るうえ、数年で不具合が出れば費用も手間もかさみます。

 

「やってみたいけど、仕上がりに自信がない」「安全に作業できるか不安」という方は、はじめからプロに任せたほうが安心です。再施工のリスクも減り、結果的にコストを抑えられる可能性も高くなります。

 

一方、DIYが向いているのは「多少のムラなど問題にならない」「自己責任でいいから安くしたいし、作業を楽しみたい」という方です。その場合、安全対策や近隣への配慮は怠らないようにしましょう。

判断に迷う場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。無料相談だけでも、不安が解消されるケースは多くあります。

 

まとめ

 

記事では、足場なしで外壁塗装をDIYできる範囲やプロとの比較、失敗しない施工手順まで紹介しました。

DIYで塗装できるのは、基本的に1階までです

2階以上の作業は危険性が高く、プロでも足場や安全帯の使用が義務づけられているため、自分で行うのは避けましょう。足元が不安定なまま無理をすれば、転落事故や塗りムラにつながるリスクもあります。

この記事のまとめ

  • 1階の「目線より下」だけに塗装範囲を限定する
  • 高所・複雑な形状・特殊素材の壁はプロに任せる
  • 扱いやすい道具や高耐久の塗料を選ぶ
  • 失敗や近隣トラブルのリスクを理解し、無理をしない
  • 「足場だけ業者に依頼し、塗装はDIY」は現実的ではない

無理をして後悔するよりも、不安がある時点でプロに相談してみるのがおすすめです。

 

足場なし外壁塗装のDIYでよくあるQ&A

足場なしで塗装できる?

平屋や1階部分に限れば可能ですが、2階以上の塗装は足場なしではおすすめできません。

>> 外壁塗装は足場なしでDIYできる?

 

自分で塗ったらどんな失敗が起きる?よくある失敗例を知っておきたい

よくある失敗例は「転落など事故」「仕上がりの不具合」「近隣とのトラブル」です。

>>【注意】DIYの外壁塗装でよくある失敗

 

足場なしで塗装すればいくら節約できるの?

一般的に、足場代は10〜20万円ほどが相場です。足場を組まなければ費用は削減できますが、安全面と作業効率からおすすめはできません。

>> 自分で外壁を塗装したら、いくら節約できる?

 

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